消防から転職するにあたり「仕事の辞め方」を読んだのでレビューします
僕は今年の3月で消防士を辞めます。
右も左も分からない18歳の頃から勤務していましたが、30歳になり辞める決断をしました。
漠然とした将来の不安や、公務員を辞めることの勿体なさ、潰しの効かない職種であることなど、決断を鈍らせる要素は多々ありました。
ですが決めたんです。辞めると。
そうして消防士を辞めると決めた後、たまたま書店である書籍に出逢います。
それが「仕事の辞め方」です。
この本は超有名放送作家である鈴木おさむさんが書かれたもので、著書の内容が強烈に僕の心に響いたので特に響いた内容をちょっとだけこのノートでお伝えしたいなと思います。
読み始めた時はすでに退職の意向は固まっていたけど、この本があればもっとスムーズに次のステップに進めたかも…と思います。
〜ワクワクしなくなったら仕事を辞める〜
実はこれが僕が辞める決断をした大きな理由の一つでありました。
消防士の仕事にワクワクしなくなっていたんですよね。
この本を読んで、「ああ…やっぱりそうだよね」と共感の嵐…。
自分の人生の舵を自ら握り、情熱を感じられる道を選ぶことの重要性を、改めて感じさせてくれました。
安定はもちろん大事です。
ですが大きな挑戦のない人生はどこかつまらない。
日常が垂れ流しになり、イベントが特に起きないゲームやドラマに情熱を持って関わり続けることができるでしょうか?
そんな俯瞰的な視点を持たせてもらえました。
〜経験値の円の中にいませんか〜
これもドキっとしました。
12年勤め続けてきて、消防の世界の価値観、考え方、将来設計の型に染まるところでした。
小さなフィールドの中に閉じこもって、新しいことに挑戦する機会を逃していたんです。
この章を読んで、「もっと外の世界に目を向けなきゃ」と気づかされました。
〜手放すということ〜
この章を読んで、消防を辞めて違うことに挑戦しようという決断そのものが新しい未来への第一歩だったんだと実感しました。
何かを手放すことが、実は新しい未来への準備であることをひしひしと感じました。
僕は消防士という職を手放し身軽になることで、新たな道を歩むための「余白」を作っていたのです。
〜人生の枯れ方ではなく生き方〜
この言葉、めちゃくちゃ良いと思いませんか?
「定年まであと何年」といったように、カウントダウンしながらただ歳をとるのではなく、どう生きるか。
退職金など当てにしていては、自分の人生はものすごく慎ましく、しらけたものになると、そう感じたのです。
僕もまだまだいろんなことに挑戦して、人生を濃縮させていきたいと強く感じました。
心新たに
辞める決断をした後でこの本を読みましたが、なんだか新しいスタートに向けて背中を押された気がします。
消防士としての経験も大事にしつつ、これからはもっとワクワクする毎日を目指していこうと思います。
こんな風に、本の中の話が、新しい道を歩むためのいい刺激になることってとても素敵なことだと思いますし、激しく共感できる言葉は自分の基盤となり糧となります。
みなさんも日常の中でなんとなく気になる本を手に取って読み進めてみて欲しいです。
「ぼんやりだけど…人生の道標が見えてきたかも」って、読んだ後に感じることのできる本に出会えるかもしれませんよ。
完読ありがとうございました!!
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