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元号

の変わった月変わりの日の午前3時過ぎ、職場の同僚で友人でもある土屋くんが、彼女さんから遠藤ミチロウさんの訃報を知らせるラインが来たと言いにきて、お亡くなりになられた事実を知りました。ぼくが給与をいただいている普段の仕事はスーパーの夜間業務なので、明け方まで悲しい気持ちが尾を惹きました。検品し終えた在来各紙は大きく新天皇の即位を報じていました。

幸運にもぼくは3年ほど前、ミチロウさんが撮られた映画を2本とも観、終演後お話されていた様子を間近で拝見することが出来ました。実は当時付き合ってくれていた女性がミチロウさんの大ファンで、ぼくは全くの俄かリスナーだったのですが、あらためての機会を与えてくれたのはそのひとのおかげです。
その場からもミチロウさんのひたむきな心情や飾ることのないお人柄は伝わって来ました。場はポレポレ東中野と高円寺アンノウンシアターでした。だから、ほんの数年前のことです。

ミチロウさんが晩年(という言い方をしないとならなくなったのはほんとに残念です..。)ある意味身を呈して撮ったともいえる、ザ・スターリンやそのほか数々の音楽活動にも通底する、これらの映像作品がより多くの方に観られ、その意義や意識が少しでも伝われば、生意気ながら幸いに思います。

そして“お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました” の歌のちからには感服するしか無く、“羊歯明神” は本当に素晴らしいアルバムなのでした。

Rest in peace...

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