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Letter

「君と描いた奇跡は 踏み出したその足で
君と歩いた軌跡を 今こそ微笑んで
いつかは終わるかもしれない
だから夢の果てまで 音を鳴らし続け」

この曲はこの部分に全てが集約されている。


長くバンドを続けていくと各々の生活環境も変わるし、当然のように生活の中でのプライオリティーだっていくらでも変わってくる。

10年以上第1線で戦ってきた諸先輩方ですらここにきて解散やメンバーの脱退なんて話もよく聞くし、今この瞬間もバンドをこのペースで続けられている事は本当に奇跡なんだって改めて実感する。

それと同時に常にそう言った脱退や解散は隣り合わせなんだと意識せざるを得ない。


俺はメンバーには幸せになって欲しいからバンドは頑張るけど、バンド=幸せって考え方はあくまでも俺の中での幸せの定義でしかないし、もしかしたらメンバーにはバンドを続ける事よりも優先したい幸せがこの先待ち受けてるかもしれない。
それだったら俺は迷わずそっちの道を進んで欲しいし俺は全力で応援する。

そして、
その時がきっとこの歌詞にある「夢の果て」だと思う。

だからこそ、その「夢の果て」に届くまでは今みたいに音を鳴らし続けていたい。


ずっと続いてく事なんて絶対に無いし、いつかは絶対に終わりが来る。
だけどそれはネガティブな事ではなくて、とてつもなくポジティブな事なんだって俺はみんなに言いたい。

だって終わりが無いと何にもならないし、あの奇跡みたいな日々が美化されていかないから。

あの忘れられない、忘れたくない瞬間瞬間があって、過ぎてしまった過去だからこそ、ただの思い出だからこそ、今もこうして自分の胸の中に残って今自分が生きていける活力になるんだから。

終わってしまわないとその素晴らしさに気付く事なんて出来ないんだ。


「君と描いた奇跡は 踏み出したその足で」

君があの時ギター手にしてそれがきっかけで仲良くなった先輩のライブに足を運んだから、
君があの時山梨で燻りながらもバンドを続けて2度目の偶然の再会があったから、
君があの時わざわざ静岡から越谷にライブを見にきてたから、
君があの時ボーカルからベーシストにパートチェンジしてくれたから、

今こうして俺らは一緒に音を鳴らしてる。

少なからず自分の意思で踏み出した一歩があったからこそこうして今に繋がって、今俺たちはかけがえのない時間を過ごしてる。

かけがえのない過去を産み出し続けてる。


Azamiの事を好きでいてくれてるみんなだってそうだ。

君があの時Azamiと出会ってくれたから、
君があの時ライブに足を運んでくれたから、
どんなに俺らがどん底にいた時だって君がずっと支え続けてくれてたから、

今こうしてかけがえのない奇跡みたいな日々が産まれ続けてるんだ。

君がその足で踏み出した一歩があるから全てが始まったんだ。
君がその足で踏み出した一歩があるから全てが産まれたんだ。


今だからこそ言える。
ポジティブもネガティヴもひっくるめて全ての出来事に、出逢いに感謝してます。

この曲は俺からの精一杯の感謝と愛を綴ったラブレターみたいなもの。

是非聴いてください。

2024/4/17 0:00 配信開始です。


以下歌詞

「Letter」

思えばずっと歩き続けてた
答えはきっと進む先にと
独りきり抱え込んだ
今更分かりあう事も出来なくなって

君と描いた奇跡は 踏み出したその足で
君と歩いた軌跡を 今なら微笑んで

答えを知って 歩むその先に
答えはきっと 見つからなくて
間違いや迷いも全部今なら分かるさ
きっと忘れかけてた

君と描いた奇跡は 踏み出したその足で
君と歩いた軌跡を 今なら微笑んで 
いつかは終わるかもしれない
だから夢の果てまで 音を鳴らし続け

いつまでも
夢の果てで
音を鳴らし

君と描いた奇跡は 踏み出したその足で
君と歩いた軌跡を 今なら微笑んで 
君と描いた奇跡は 踏み出したその足で
君と歩いた軌跡を 今こそ微笑んで 
いつかは終わるかもしれない
だから夢の果てまで 音を鳴らし続け

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