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【作成中】プール水処理の基礎

プールの基礎知識】gakkoupool.com/
1.文部科学省 学校環境衛生基準​
・塩素剤の種類​
次亜塩素酸ナトリウム液、次亜塩素酸カルシウム、塩素化イソシアヌール酸
※プールは常に消毒を行っている必要がある。

プール遊泳後、プール水1m3に対して、​
スターダイクロンPG(塩素化イソシアヌール酸2g、​
スタークロンPG(次亜塩素酸カルシウム)3~3.5g​のいずれかを使用することで、一般殺菌等の増殖が抑えられ衛生的な水質が維持でき、​
①目の刺激の原因物質のひとつである結合塩素(クロラミン)が分解
②藻や水アカの発生が抑制​
③水の汚れが取れ、翌朝の残留塩素の立ち上がりが早くなる。
​また翌朝の残留塩素濃度が0.4mg/Lになるよう使用量を増減することで、​
翌朝すぐにプール使用が可能となります。





藻は胞子によって増えるため、水の中にわずかでも藻の胞子が含まれていた場合、温度などの環境次第で増殖してしまいます。
また、プール水中に胞子がなかったとしても、雨などによりプール水中に胞子が運ばれることもあります。
また、プールでは、人間の体から出る窒素やカリウムが藻の栄養分となり、繁殖を助けます。
そこに紫外線が当たると、光合成が活発になり藻の成長を促進します。

藻は、毒性を持つ種類でない場合はさほど人体に影響はないですが、臭いを発生させたり、場合によっては結膜炎の原因にもなるため、学校プールでは衛生管理上藻を防ぐ必要があります。
水が緑色に変色してきたり、プール側面に藻が発生した場合は、残留塩素濃度をあげて藻の発生を抑制します。
それでも藻が無くならない場合は、プールの水を排水し、プール側面などを塩素剤で消毒殺菌しながら清掃してから再度給水してください。



遊離残留塩素があがらないということは、プールの水が汚れている、ということが考えられます。
プールの水の汚れには、「目に見える汚れ」と「目に見えない汚れ」があります。
目に見える汚れ(沈殿物や浮遊物)は、循環濾過機によって殆んど除去されますが、「目に見えない汚れ」即ち「水に溶けた汚れ」は、どんな高性能の濾過機でも殆んど濾過することはできません。
目に見えない汚れ(アンモニア、尿素などの窒素化合物及ぴ有機物)がプール水中に蓄積している場合は、通常用量の塩素消毒剤を入れても、遊離残留塩素が上がらない場合があります。

pH値が高くなっていませんか?
プール水では残留塩素を維持するために塩素消毒を行いますが、プール水のpHが高くなると(アルカリ性になると)、殺菌力の強い遊離塩素が消費されてしまいます。
逆に低すぎれば配管類や設備の腐食が進行しやすくなりますから、できるだけ中性(7.0)付近に近付けてください。

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