私の夏休み〜足の行方〜

携帯が壊れて、もうこの世から抹殺されたと思っていた写真たち。
これから過去の話を他人にしても、証拠がない限りただの虚言だと思われても仕方ないと思っていた。

だからせめて忘れないようにと。

パソコンを新しくしたら、携帯とつながって抹殺されたはずの写真がたくさん出てきた。

もう二度とみれないと思ってたから、それはそれは嬉しい気持ちに。

悲しみよりも、そんな過去があったんだと思えるようになってきたのは
きっと時間のせいだろう。

それでも決して前向きではない私の足

それでも必死に何かから振り切ろうと走り続ける私の足

どちらも私の足であり、私は嫌いではない。

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