デマと真実を見分けるのが難しくなってきたように思う。

台風の被害に関する報道や、Twitterでの発言を見てつぶやいたことをまとめてみる。ちゃんとした考察ではなくて感覚的な文章ではあるけど、今後考えるきっかけになりそうなのでここに記録しておく。以下、僕のTwitterから。

世の中、何がデマで何が真実か本当にわからないなぁ。特に、メディアや政府に検証機能が完全に失われてしまった現代においては……。
治水対策の効果とか災害対応はどうするのが適切かとか、いちばん予断なしで科学的・論理的に判断すべき部分なのに、政治や保身に利用されてデマが飛び交い、判断を妨げている。
専門的な知識が必要なことや詳細な分析が必要な複雑なことについて、各個人が事実の正しさを判断するのは極めて難しい。だから代わりに「ソースの信頼性」によって、事実の確からしさを判断してきた。ところが「信頼できる情報源」が失われてきていると感じる。
「テレビで取り上げられたから」「政府が公式に発表したから」かつては確からしさを担保していたはずのそれらに、信頼性はもはやない。何かの正しさを判断することが、とても難しくなったと感じる。
(かつてから信頼性はなかったのが、それが明るみに出てしまっただけかもしれないけれど)
でもこれはメディアや政府の問題というより、本質的な原因は情報の受け手である僕らにある。「速い、軽い、わかりやすい(ように見える)」ジャンクフード的な情報を求めすぎて、それに応じただけ、とも思える。

文章を読んでなにかを感じていただけたら、100円くらい「投げ銭」感覚でサポートしていただけると、すごくうれしいです。