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年の瀬に寄せて

年越しとか、イベントや行事には興味がないのだけど、毎年、仕事から離れる年末年始には、自分の生き方について振り返って、長めの文章を書きたくなる。

もともと体が弱い僕だけど、今年はいつも以上に体調を崩すことが多くて、休み休み働いた感じがする。体が丈夫になれればいいのだけど、なかなかそうもできなくて、悔しくなることも多い年だった。
でも、よくよく考えてみると急に体調が悪くなったわけじゃなくて、今まで少しくらい体調が悪くても、無理をして命を削りながら働いていたのが、「つらいときは無理しなくていいんだ」と思えるようになっただけなのかもしれない。今、僕が働いている場所は、周りの人たちの理解と助けのおかげで、そういう環境がちゃんとある。

虚弱なのはこどもの頃からだから、僕はずっと、どこか無理をしてきた気がする。
プライドが高いせいもあるのだろう。「人並以上でありたい」みたいな気持ちが、僕にはいつもあった。
無理をして働いていると、ふとしたときにポッキリと折れてしまう。そういう瞬間がこれまでの人生で何度かあって、今も後悔しているようなこともいくつかある。
そうして生きていく中で、僕は「人並かどうかではない、自分なりの生き方」を探してきた。今も探している。

今年僕は、休み休み働きながらも、人生で初めて形にできたことがいくつもある。
ほんの数年前まで、自分が今みたいなことをしているだなんて、想像もできなかった。その頃の僕の想像を超えた僕が、確かにいる。

うまく言葉にできないけれど、試行錯誤の末に僕が今ここにいることを、後悔はしていない。先のことはさっぱりわからないけれど、ここまで来たことがきっと未来の僕を照らしてくれる。
僕は今、本当にたくさんの人に愛されているなぁと思うし、そういう人たちがいれば、どんな未来も怖くないと思える。
そんな、感謝と、惚気の、年の瀬。

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