凹凸の激しい僕の処世術

落ち込んでいるときに、いつも思い出す。周囲の環境の中で、本当に僕の気分に影響を与えているものって、たったひとつ。僕自身の罪悪感だけ。それ以外の外圧は、冷静に考えれば軽々受け流せるものだけなんだよね。「あらゆることは自分の考え次第」とまでは思わないけど、僕の場合は、そう。

体調悪くて仕事休んじゃうと、「ああ、これで職場でダメな奴と思われてしまう」とか思うけど、実際にはみんな心配してくれるし、僕が辞めないように気にしてくれている。ダメな奴だと思ってくる人は、そもそも僕が何をしても僕の粗を探しているような人だから関係ない。

今の職場なんて特によくて、上司や、僕が頼りにしている同僚は、「あなたの能力はとても役に立つのだから、ふだんなるべく体を第一に休んでおいて、いざというときに備えておいて」というようなことを言ってくれる。それが僕にとって一番いいこと。

僕のことを評価しない、(評価したがらない)人は、僕を「すぐ休む人」として軽んじるけど、そういう人は、そもそも軽んじたいだけの人だから何をしたって無駄だもんね。

「嫌いな人に指摘されないように隙を作らないようにする」などという戦略は、僕には無理だし必要ない。

僕が減点法、つまり「なるべくマイナスをゼロにすること」を目指す働き方と馴染まないのは、僕自身の能力がとんでもなく偏っていて、マイナスを上げたらきりがないからだ。マイナスをゼロにすることなんて目指していたら、死ぬまでに何一つプラスを生み出さずに死んでしまう。

それくらいなら、マイナスは織り込み済みとして、マイナスを上回るようなプラスを生み出しながら生きていきたい。マイナスを生むことで、周りの人に迷惑をかけるけれども、それでもプラスを生んでいくことが僕の恩返しだ。

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