人間関係は「オーダーメイド」

僕の恋愛観、というか人間関係に関する考え方がちょっとずつ言語化されてきている。僕は、人間関係ひとつひとつを「既製品」ではなくて「オーダーメイド」だと思っているし、そうしていきたいんだな。

それって「細かく選ばなくちゃいけない」というコストのかかることだから、めんどくさがって何でもかんでもパッケージ化されている既製品を選びたくなる人が多いのも分かるんだけど、僕はそれがいやなんだよね。

趣味が合うこと、気が合うこと、外見が好みなこと、一緒にいて気が楽なこと、セックスしたいと思うこと、生活を共にする同志にしたいということ、それらは全部違う感情なのに、めんどくさいからってまとめてひとつのパッケージにしちゃう、とかいうこと。

「好きです」とか「付き合ってください」という言葉に、これら全部の意味を「自動的に」セットなものだと思い込んでしまうような雑な人間関係は、僕はつくりたくない、と思う。それぞれの感情をひとつひとつ確認し合うことは「めんどくさい」と思う人もいるかもしれないけど、僕はそうしていきたい。

僕と奥さんとの関係性を「夫婦」という言葉だけでわかった気になられてもたぶん、他の人の考える「夫婦」とまったく同じではないし、「恋人」もそう。僕には複数の恋人がいるけど、そのひとつひとつが、まったく違った関係。だって相手がちがう人間なのだから。二人の間の心地よい形もちがう。

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