弱さを認めて受け入れることと、あきらめることは似ているけどちがう。

僕は体も心も弱い。これはたぶん生まれつきで、簡単に変えられるものじゃない。ほかの人にとっては大したことないことも、僕には一苦労だ。

これを認めてから、僕はたしかに生きやすくなった。「ふつうはこうだ」という言葉に惑わされず、僕自身にとってどうかを見極めて、つらければ仕事を休んだり、休日の予定を入れすぎないようにしたり、自分なりに調節できるようになった。

まだまだ十分とは言えないけど、20代前半のころの自分と比べるとずいぶんと「自分を扱うのがうまくなった」と思う。

だけど、最近ではそうやって自分を「心身共に虚弱」な人として扱いすぎて、ちょっといろいろなことを「あきらめる」のまでうまくなりすぎてしまったかな、と思う。

朝は体調が悪くて当たり前だから、なるべく朝には何もやらなくて済むようにしてみたり、基本的に仕事は疲れるものだ、という前提で、平日夜の予定は入れないようにしたり。

それは大事なことだけど、やっぱりちょっと寂しい。自分の体調に慎重になりすぎて、逆に体力を減らしてしまっている気もする。

バランスが難しいなぁと思いつつも、もう少しだけ、活動的にしようとすれば、体調もそれに引っ張られたりするんじゃないかな、なんて考えてみたり。

とりあえず明日から、朝の出勤前にラジオ体操でもしてみようかな。

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