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2023年の夏は、みなしょーでした。

突然ですが、『みなと商事コインランドリー2』の好きなところを10個言います。

・照れたりスネたたり意地を張ったり、くるくる変わる湊さんの表情が可愛すぎるところ
・強欲かつ愛重めで、何があってもシンの湊さんに対する想いが一切ぶれないところ
・普段は男の子っぽいのに、シンにおねだりするときだけは突然湊さんが赤ちゃんみたいになるところ
・礼儀正しくて真面目なシンが、不機嫌になるとジト目になるところ
・好きすぎてシンの目が見られないのに、シンの見ていないところでシンを見つめる湊さんの視線が愛ダダ漏れになっているところ
・突然のタメ口でシンが容赦なく湊さんを煽ってくるところ
・「俺のこと好きか嫌いかで言ったら?」→「俺のこと好きか大好きかで言ったら?」になるなど1期の台詞を上手に2期で引用・活用してくれるところ
・一つひとつの小道具やエピソードを無駄にせず、伏線回収してくれるところ
・OPのタイトルバックで、前回のオフショットを使ってくれるところ
・女子がモブになりがちなところを、ちゃんと桜子ちゃんも愛情たっぷりに描いてくれるところ

あああ! まだあすしゅうの話もしていないのに、あっという間に10個になってしまった。
10個って少なすぎるよね。みなしょーの好きなところなんてありすぎて一晩中語れる。同好の士を集めて百物語とかしたい。100本目のローソクを消したら、本物のシンみなが現れるの。たぶんその場でオタクが全員成仏する。

それくらいみなしょーへの愛があり余っている。今ならみなしょーへの愛だけで50000000キロワットくらい自家発電できる。日本の電力不足もみなしょーへの愛があれば解決です。

正直、起きてから寝るまで、ほぼみなしょーのことしか考えていない。今、脳内メーカーをやったら「みなしょー」で終了です。どうもありがとうございました。

まさか自分がこんなにハマるとは思わなかった。振り返れば7月6日。2期の第1話を観た瞬間、僕の2023年の夏が始まった。

もちろん1期も好きだったんだけど、2期は自分の中でギアの上がり方が明らかに違った。作品としてもテンポがより良くなったし、多幸感が増して、ますますポップになった。

湊さんもシンも1期よりさらにビジュアルがつよつよに。

湊さんは襟足がスッキリしたおかげで、より若々しく爽やかに。ビッグシルエットのTシャツを着ていても隠しきれない胸板の厚さ。バブみ溢れるぷっくりほっぺ。まばたきの数から漏れ出る抑えきれないときめき。可愛さの限界を突破しまくり。可愛いの法定速度を違反しまくってるのよ、湊さんは。

シンも大学生になったことで髪型が軽やかになり、垢抜け度アップ。つい視線が吸い寄せられる魔性の唇。座りのシーンで鮮明になるまっすぐ伸びた背筋。フレームアウトしたかと思いきや、ひょっこり戻ってきたときのお手振りの破壊力。人類の寿命を縮めすぎ。可愛さのアサシンなのよ、シンは。

物語上はたった3ヶ月しか経っていないはずなのに、明らかに2人とも美しさに磨きがかかりまくっている。恋が人を美しくするというのは、どうやら本当だったようです。VOCEよりも美的よりも美容にいい。2人の可愛さに、もう一気に虜になった。

完全に火がついたのは、4話あたりからかなあ。大学に来ないでくださいと言われた湊さんが、シンは自分のことを恥ずかしいと思っているんじゃないかと動揺する。あの展開がツボすぎた。

僕は、普段アプローチを受けて戸惑っている側が、自分でも自覚していない恋心に気づいてうろたえたり柄にもない行動に出たりする展開にめちゃくちゃ弱い。筋トレを頑張ったり、似合いもしないイカつめの服を試着したり、試行錯誤する湊さんが可愛くて。さらに、桐原先生の登場でますますテンパる湊さんが可愛くて。シンはシンで桐原先生のことを褒める湊さんにわかりやすくヤキモチを抱いて。

なんだよ、この可愛い生き物たちは。WWFあたりが保護の対象にしてきそうだけど大丈夫? こんな光景を一生拝んで暮らせるなら、上がり続ける税金も、全然返ってこなさそうな年金も、どうでもよくなりそうです。

もはや政府が国民を思考停止させるために、みなしょーを放映しているのじゃないかという気がしてきた。そんな陰謀論を唱えるくらい、みなしょーは脳を溶かします。

実はこの9月はプライベートで大変なことがあって。どうにもこうにもやりきれない思いでいたんですけど、みなしょーのおかげでマジでどうでもよくなった。どうなるかわからない未来に胸を痛めるくらいなら、シンみなのことだけを考えて眠りにつきたい。加齢による関節痛も、よくわからないインボイス制度も、すべてを吹き飛ばす効力がみなしょーにはある。

どんな名医より、草津の湯より、健康にいいのがみなしょーです。

ここまで読んでいる時点で、ほぼすべての読者がみなしょーを視聴済みだと思っているんですけど、もしも、もしもですね、まだご覧になっていない方がいるとするならば、今すぐTVerで『みなと商事コインランドリー2』と検索してほしい。

一応、続編ではあるんですけど、1期を観てなくても、湊さんとシンの愛は永遠ということだけわかっていれば入ってこれるので、とりあえず観てください。話はそれからだ。

世界中にさだめられたどんな記念日なんかより、シンみなの生きている今日はどんなにすばらしいだろう。という気持ちになれます、まじで。

最終回も泣きまくったよね。

ここから最終回の話をするので、未見の人は「ここまで」というところまで一気にスクロールしてください。

いいですか?

行くよ?

ーーーーーーーーーーーーーーーここからーーーーーーーーーーーーーーー

何が泣いたって、シンの「俺だけが悪いんですか」ですよ。

「そっちだって記憶のない俺のこと、あっさり捨てたじゃないですか」

シンがそう気持ちをぶつけた瞬間、全涙腺が崩壊した。

そうだよね。シンだって苦しかったんだよね。突然湊さんのことだけを忘れてしまって。記憶がなくても湊さんに惹かれる気持ちは抑えきれなくて。
でも、湊さんが見ているのは、記憶のある自分。決して今の自分じゃない。

正直、記憶喪失ネタはベタすぎるやろ〜〜〜〜って最初は若干鼻白む気持ちでいました。でも、この台詞を聞いた瞬間、なぜ記憶喪失ネタをせざるを得なかったのかがわかった。

だって、湊さんとシンの愛はもはやどんな嵐にも動じないくらい揺るぎなくて。生半可なライバルを登場させたところで、2人の愛はびくともしない。

ならば、もし2人の間に最大のライバルを登場させるとしたら、他ならぬ本人だけ。シンが誰よりも警戒すべきは、シン自身なんですよね。だから、記憶のあった頃の自分という最大最強のライバルを登場させた。

そんな禁じ手を使わないと、もはや波乱を起こせないくらい、シンみなの愛は絶対なんです!!!!!

その事実を実感して、もう滂沱の涙が出ました。

どうしても湊さん目線で見てしまうから、シンを「なんで湊さんのことを忘れるのよ〜〜〜〜!!」とついなじってしまいそうになるけど、シンもまた辛かったんだというのが、このシーンで一気に見えて、浅はかな自分に罵詈雑言を浴びせたくなりました。

そして、記憶を失ってなお二度目の初恋を湊さんにしてしまうシンの一途さに白旗を振るしかなかった。頼む、とっとと幸せになってくれ……!

また、このシーンの草川拓弥さんのお芝居がすごくいいんですよ。

このシーンはどちらかというと草川さんは受けの芝居を求められるわけですが、なんかね、本当に目の錯覚でもなんでもなく、湊さんがひとまわり小さく見えるんです。体のサイズなんて演技で変えられるわけないのに、そう見える。それは、心細くて、不安で、シンを失ってしまったことで自分の一部が欠けしてしまった湊さんの心理を、草川さんが全身で表現していたから。こういう演技を超えた演技の瞬間に出会うたびに、電流が走ったみたいに痺れてしまう。

一方、西垣匠さんのベストアクトはこのあと。砂浜で湊さんと向き合うシーンです。

記憶を失ったお前でもいい。また一緒に思い出をつくっていきたい。そう湊さんに気持ちをぶつけられたときの表情がすごくいい。涙でぐちゃぐちゃになっているんだけど、顔つきがどこか男っぽい。今まであの手この手で湊さんを攻めまくるシンを見てきたけれど、そのどれよりも生っぽくて色っぽくて、無防備な、すべてをさらけ出したシンの表情がそこにある。1期含め、こんな顔は見たことがないというシンの表情に気持ちが全部さらわれていった。きっとこれももはや意図したものではないと思う。草川さんの台詞を受けて、湧き上がる気持ちにそのまま委ねたら、ああいう表情になったんじゃないかな。この2人には、本当に演技を超えた瞬間を見せつけられた。そして、より好きになった。

最終回って、どうしたって「もっとこういうところが見たかった」という不満が出てしまうものなんですけど、本当に、みなしょーに関してはそういう残念さが一切ない。2人を見守り続けてきてよかった。そう心から思える最終回でした。

草川拓弥さん、西垣匠さん、すべてのキャスト&スタッフのみなさま、本当にありがとうございました!

ーーーーーーーーーーーーーーーここまでーーーーーーーーーーーーーーー

間違いなく僕の2023年の夏はみなしょーだった。そう言い切れるくらい楽しい夏を過ごさせてもらいました。

どうしようもなく落ち込んだ日も、次の一歩が踏み出せない日も、このまま消えてなくてってしまいたい日も、みなしょーが支えてくれた。みなしょーと一緒に2023年の夏を過ごせて本当に幸せでした。

できれば、まだこれで終わりにしてほしくない、というのが正直な気持ち。定石を踏むなら、次は映画化なんだろうけど、すごく強欲なことを言うと、みなしょーに劇場版はあんまり望んでいないんですよね。

それは、これまでの例から言っても、劇場版=ファイナルなわけで。スクリーンで2人を見られるのはうれしいけど、それは同時に2人との別れのカウントダウンでもある。ちょっとまだそれはメンタルが耐えきれない。

何より、みなしょーの良さは日常を描くことだから。昨今、いろんなBLドラマが世の中を賑わせているけれど、なんでもない日常を描くという意味では、みなしょーが金字塔だと思う。

だから、できるならみなしょーには変にスケールアップさせることもなく、特別に高尚になることもなく、これまでと変わらない”ゆるキュン”で湊さんとシンの日常を見せてほしい。

つまり、求めるはシーズン3です! もう記憶は失わなくていい! ライバルとか登場させなくてもいい! あまりにも湊さんのことを好きすぎるシンと、そんなシンの重すぎる愛に照れながらも負けないくらいシンが好きな湊さんの日常を見せてほしい。それだけでオタクはみんな幸せです。必要ならば、開ける財布はどんどん開きます。頼む、甲子園と同じくらい夏の風物詩になってくれ、みなしょー。

それまでは僕もへこたれ気味の毎日をなんとか頑張って生きます。めげず挫けず乗り越えます。

だから、また来年の夏になったらみんなであの浜辺に集合しようね、スイカシェイクを持って。

そして、尽きることのない未来の話をしよう。

どんな悲しみも、どんな絶望も、みなしょーなら洗い流してくれる。みなしょーは、もはや僕にとって汚いことばかりの人生を汚れずなんとか生きるためのコインランドリーなのだ。

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