笛田サオリの世界観。

笛田サオリは、「さめざめ」という
バンドのボーカルで曲も書いてる。

私は彼女のことを詳しくは知らない。

でも、

初めてさめざめの曲を聴いた時に電撃が走った。

身体中に電撃が走った。

「ビビッ」と痺れるような電撃ではなくて、
蕁麻疹のような、ジワジワ涙腺と感情が殺られるような狂うような電撃。

初めて聴いた曲は、
「メロエロエロメロメロメロエ」

カラオケで曲名が出た時によく友達に「え？なんて？？」て聞き返される曲名だ。

歌詞とメロディラインどっちもどドにハマった。

私は、1曲ハマると他の曲もいくつか聴きだす性質だったから、さめざめの曲を片っ端から調べて曲名で気になったものがあればインストールして聴いた。

私がハマったのはこれら…

・0.01ミリの宇宙
・非公式彼氏
・君が死ぬとき思い出す女の子になりたい
・恋せよ、破天荒

そして、
・コンドームをつけないこの勇気を愛してよ

いずれもSEX曲。

内容はSEXに対する女の心境。

相手は大体葛男なんだけど、
そんな男が嫌いになれないっていう。

なんとも私らしい内容だった。

「コンドームをつけないこの勇気を愛してよ」

に関しては、タイトル見た瞬間に

« あ…私だ…… » って思った。

もう、歌詞の全てが痛いほど分かる。

感情見透かされてんのかくらい。

↑aメロ 冒頭の歌詞
もう思ってたけど言葉に出来なかったことが歌詞にされてる感覚。

「そうなの！そうなんだよ〜(泣」

ってこの曲聴いて何度思ったことか…

精神状態は元々おかしかったけど
あの時も今もさめざめの曲に助けられた。

“メンヘラ”って4文字で片付けないで
ちゃんと感情として受け取られた。自分が。

こうして考えたら「可哀想だな私…」とかより「こんな想うほど好きなのかよ可愛いなw」って結果笑けて病んだ時間も愛おしく感じた。

笛田サオリの曲の世界観。

マジで広まって欲しい。

広まって欲しいってか…
私と同じような感情で沼に溺れて息ができない女の子達に聴いて欲しい。

沢山の感情で溺れた経験を味わったからこそこの曲が痛く染みてなんか笑けてくるから。

そして安心出来るから。

この曲らを主題歌やらエンディングやらにしてSEXドラマ(ﾅﾆｿﾚ)作って欲しいくらいだわ。

作曲欲も執筆欲もなんか沸かない今の私には出来ないけどな……ｳﾞｪ