仕事として書くブログを長続きさせるコツ。
2012年の5月、私は「読者にちょっとした価値を提供して収益を得ること」を目標にしてブログを始めました。
12年が経ち、その間に多くの変化やチャレンジがありましたが、いまだに毎日ブログを更新しています。
もはやブログの運営は私のライフワークとなり、趣味と実益を兼ねた大切な活動となりました。
ブログを長く続けるためには、ただ記事を書くだけではだめで、読者に読まれなければなりません。
どうやったら、自分だけでなく、他の人も私のブログに興味を持ってくれるか?
この12年間、いろいろやってみて、私が気づいた、自分も読者も楽しめるブログを運営するコツを5つ紹介します。
1.得意分野を持つ
1つだけでいいので、得意分野を持ち、そのことについてしつこく書くと、ほかのブログと差別化できます。
私の場合は、一貫して、シンプルライフ、とくに不用品の捨て方について書いてきました。
特定のことについて書いていると、その分野の知識が増え、そのうち自分独自のフィルターができます。
フィルターができたら、日常で起きるどんなできごとも、そのフィルターを通して見て、その時感じたことをまた記事に書きます。
すると、材料は同じでも、他の人とは違う料理ができあがります。
現在、得意分野がなくてもかまいません。
興味のあることについて、いろいろな角度で書いているうちに自然にそれが得意分野になります。
2.まめに調べる
疑問に思ったことをまめに調べて、それを記事に書くと、ネタは付きないし、需要のあるブログになります。
今、AIが大人気です。
人がAIに期待していることはいろいろあるでしょうが、一番は効率化と生産性の向上だと思います。
つまり、自分は楽をして、AIに仕事、家事、用事をやってもらいたい。
こんなふうに人間は、どこまでも楽をすることを追求する生き物なので、いろいろなことをとことん調べる人は少数派です。
だから、自分で調べる人は、ほかの人より一歩先を行くことができます。
調べたことをうまくまとめて記事にすると、それだけでコンテンツになります。
3.外国語を1つ勉強する
私の趣味は語学ですが、外国語を知っていることが、ブログの記事を書く上で役立っています。
言語はその国の文化や価値観を反映しているので、外国語を学ぶと視野が広がります。
視野が広がれば、ほかの人とは違った視点で記事を書くことができます。
もっといいのは、異文化にふれると、自分と違う考えを拒絶しないようになること。
他の人を理解し、共感しようとする態度を持ったほうが、大勢の人に読まれる記事を書きやすいと思います。
日本では、学校で英語を習いますが、学科として勉強するせいか、外国語嫌いになる人が多いようです。
英語でなくてもいいので、中国語やウクライナ語など、興味のある外国語を勉強してみるといいでしょう。
選んだ外国語をものすごくうまくなる必要はありません。
読んだり書いたり、話したりしたとき、「ふ~ん、この国ではこんなふうに考えるんだね、おもしろいなあ」と思えるレベルで十分です。
4.読者のニーズに敏感になる
読者のコメントやメッセージはじっくり読んだほうがいいです。
人に読まれるブログに必要なものはいろいろあるでしょう。
価値のあるコンテンツ、魅力的なタイトル、美しい写真、モバイルフレンドリーなデザインなど。
ですが、読者がいないと、そもそもブログが成立しません。
だから、読者が書くコメントやお便りは注意深く読んできました。
自分が書きたい記事を書かないと長続きしませんが、読み手がいないと、ブログの成長はありません。
「私のブログはまだほとんど読者がいません」。
そんな人は、唯一の読者である、自分に向けて書くといいでしょう。自分自身が読みたいものや、読んでおもしろいものを書けばいいのです。
私も、ブログを書き始めた初日から、自分がおもしろいと感じるものを書くことを心がけてきました。
読者が読みたくて、自分もおもしろいと思うもの。
そんな記事を更新できれば、いやにならずに継続できます。
5.自分のペースを守る
私は健康に興味があり、からだに悪そうなことはしないタイプです。
これが、ブログの継続につながったと思います。
心身ともに健康じゃないと長くブログを書き続けることができませんので。
とくに心を守ることが重要です。
そのために、あまり無理をしないようにしました。
noteやブログの運営はSNSでの発信とセットで語られることが多いですが、私はSNSは使いません。
無理をして、自分らしくないトピックで記事を書く、無理をして更新頻度をあげる、無理をしてSNSでの発信をがんばる。
このようなことをすると、燃え尽きます。
以上、仕事として書くブログの継続に役立つと思うことを5つ紹介しました。
結局、ブログを続けられるかどうかは、記事を書くこと自体を楽しめるかどうか、さらに自分自身と読者に価値を提供できるかどうかにかかっています。
続けることで、いろいろな楽しさや発見が見えてくるので、気長に続けてみてください。