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わざわざ書くことか?と云う物

ボールペン界のモブキャラ

仕事で使うのはやっぱりボールペンが主です。
刻々と変わる瞬時値を読んで記録するのですが、消えてもらっては困ります。
なので、職場では各々自分の好きなボールペンを使って仕事をしています。

やっぱりアレが一番多い

そんな職場で使用率がダントツに高いのは、やはりジェットストリームです。
単色タイプ・多色タイプと種類はバラバラですが、圧倒的なシェアです。
かく云う私もジェットストリームは何本か持ってます。会社の机の中にも、一本くらいはあったと思います。

家にあるパーカーも、中身はジェット


そんな状況がつまらないと感じていた私なのですが、ある時Amazonで思わぬ物を発見しました。
それがこれ。

BOXYのボールペン

テッテレー。
懐かしすぎるやろー!
まだ生きてたんかー!
スーパーカー消しゴム持ってこーーい!

BOXYボールペン

BOXYとは、1980年代に一世を風靡した三菱鉛筆のブランドです。
鉛筆、下敷き、ノート、筆箱、物差し等々、ありとあらゆる商品を展開して大成功をおさめました。
その中でもこのタイプのボールペンは、本来の筆記具としての役割だけでなく、当時流行ったスーパーカー消しゴムの射出装置として男子小学生になくてはならないものだったのです。
しかし、栄枯盛衰、盛者必衰。
あれだけ流行ったBOXYブランドはいつの間にか姿を消しました。
そんな中っ!
コレだけは生き残っていたのです!
スーパーカー消しゴムはもう無いのに!
何故!

いや、何故もクソも無く元々ボールペンなので当たり前ですね。筆記用具として単に優秀なのでしょう。
ただ、町の文房具店やスーパー等の文具売り場ではなかなか見なくなりました。
形状は、まるで鉋で削られたように2面が真っ平らになっていて、そのうちの一面に商品名とリフィルを戻すボタン、立体で三菱鉛筆のロゴマークとMITSUBISHIの文字が並んでいます。
私はコレを筆箱の裏面に入れているのですが、この2面削りのおかげで薄い収納部にも難なく入れることができます。


分かりにくいけど、薄いのです


リフィル自体は赤と青もあるようですが、本体のカラーは昔と違って黒しか見かけません。
ただ、デッドストックとして古い文房具店にはまだ昔の在庫が残っている事も多いようです。

クセ強め

さて、そんなBOXY現行品を手に入れて「ウキーッウキーッ!」と楽しく使用していたある日。
またまた良からぬ考えが頭に浮かびました。
『今、どこの家や事務所にもゴロゴロとジェットストリームが転がっているように、昔どこの家や店にも転がっていたアレは今でも売っているのか…?』
はたして、ここで云うアレとは?

アレ


【三菱鉛筆油性ボールペンSA-R】
今でも役所などに行くと、ペン立てにブッ刺さっていたりします。

透明軸なので、残量の確認が容易い

こちらは、先程のBOXYと比較してもほんの少し長さがあり、軸も6角なのでとても使いやすいです。
書く時はキャップを外して使います。外したキャップは軸尾に刺して無くさないように。
ちなみに、私は現在こちらのボールペンを仕事で愛用しています。
なにせインクが見えるっちゅうのは普段使いするのにこの上なく便利です。
そして、安いのにちゃんと換えのリフィルが売ってると云うのも有り難いですね。

どちらも油性インクだけれど…

此処で紹介した2本のボールペンですが、その両方とも油性ボールペンです。
勿論、ジェットストリームもそうです。
ただ、書き味は全くと云って良いほど別物です。

粘度が低く、流れるようにすらすら書けるジェットストリームのインク。
ドロっとした昔ながらの油性インク。
大昔は、本当にこのインクがダマになったり掠れたりでイライラする事も有りましたが、最近の物はそんな事も無いような気がします。
本当に、書き手の好みで使い分けれると云うかなんと云うか。

最近のサラサラインクばかり使っている人達にも、一度使ってみて欲しいと、そう思うボールペンです。
デザインも含め、今使うと意外に『こりゃ良い!』となるかもしれませんよ?

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