シンタさん徹底考察-1
こんにちは、不断草と申します。
6話、すっごくよかったですよね。
6話で活躍したシンタさん。
不断草、彼のことがとても気になりました。
ということで徹底的に彼のことを考察してみました。
シンタさんの好きな食べ物
最初からこんなんかよ!?
って思ったそこのあなた、それはそうです。
大変申し訳ございません。
それは置いといて、子供の頃好きだった食べ物って、みなさんありますよね。給食で出たらテンションが上がる食べ物って、ありますよね。
例えば、カレーとか…。
さて、シンタさんの好きな食べ物について考えてみましょう。
カレーとハンバーグ
彼は好きな食べ物がカレーとハンバーグであることが明らかになっています。いかにも子供らしいですね。ココイチのカレーハンバーグを目にした彼は、おそらく特大の笑顔を見せてくれるのでしょう。
しかし彼にはネックな部分があります…
カレーに入っている、野菜です。
彼は野菜が苦手なのにどうやってカレーを食べているのか?その答えはすでに出ています。
入っていると気づいていない野菜は食べられます!
…つまり、カレーの野菜としてオーソドックスなにんじんや玉ねぎを、気付かれないように細切れにしたり煮込んで柔らかくしたり…
そんな工夫を経て、カレーはシンタさんのもとへ届けられるのです。
シンタさんの親御さんの、「息子には好きなものを食べさせてあげたい」「息子にはちゃんと野菜を食べてほしい」という思いが伝わってきます。子供思いのいい親御さんですね。
ハンバーグについては描写が少ないので割愛しますが、ここだけでも彼の人物像が伺えます。
お子様ランチではしゃぎそうな男だという、人物像が。
チョコレート…?
以前の記事でも記載しましたが、高感度イベントにてシンタが特に気に入ったプレゼントに対する反応「おおーっ、これ好きなんだ!さすがブラック、オレのライバルにふさわしいぜ!」がありますね。その反応が得られる食べ物のプレゼント。
それは、最強カップラーメンといちご納豆チョコです。最強カップラーメンはおそらく名前に最強がついているからでしょう。安直だなぁ…
問題は、いちご納豆チョコ。納豆が苦手なマリアさんが喜ぶプレゼントなので納豆の部分は置いといて、シンタさんはいちごチョコに大喜びする男の子だということがわかります。
また隣にワタルがいることから信憑性はあまり高くはありませんが、お菓子魔法戦隊の四コマにおいて昼寝中のワタルとシンタのまわりにはお菓子が散りばめられていました。
更にはバレンタインの四コマで甘くて茶色いエネルギーを求めていたりと、彼は甘いものは少なくとも嫌いではなく…寧ろ好きなようです。
上記から総合して考えると、彼の好きなスイーツはおそらくチョコレートでしょう。
それから、彼のお菓子に関する新情報が…
見てください、彼の新ビジュアル…
りんご飴だ!!!!!!!!
(※こちらのビジュアルはあくまで園児たち+サンリオキャラモチーフのスイーツなので、必ずしも園児たちの好きなスイーツであるとは限らないことを予めご了承くださいませ。)
りんご飴を両手に持ち歩く彼。行儀が悪いですね。
そんなところもシンタくんの魅力…?
シンタの家庭環境について
野菜
シンタは、野菜が苦手です。
六話冒頭でも「野菜を残したら怒られるままだ。」とあるように、彼は親に野菜を食べろと日々怒られているのでしょう。しかしそうやって怒るのみでなく、先述した通り、シンタに気づかれないようにカレーに野菜を入れていたりと、シンタを喜ばせつつちゃんと野菜を食べさせてあげようという親御さんなりの子供思いな一面が伺えます。
ここだけでも、家庭環境は良好であることがわかります。
そうび
五話において彼はなくしたお面について「もし返ってこなかったら、また買ってもらわないといけなくなるし…」と発言をしていました。
この"また"買ってもらわないと"、そしてワタルの「シンタはそんなにお面を大事にしてない」より…シンタは定期的にお面をなくしては、そのたびに親に買ってもらっているのでしょうか。
シンタの親はシンタのヒーローごっこに対しどのような感情かはわかりませんが、以下fanboxの情報より好意的に捉えているのではないかと考えております。(もちろん、全肯定的ではないでしょうが。)
シンタの親の人物像
また5話において、岡田が大切なものについて園児とお話するシーン。ここでは園児たちの座り方に個性が出ていてかわいいシーンとなっております。たとえ話ワタルやゾーヤは、足をぷらぷらさせながら岡田の話を聞いていました。
ここでシンタくんがお話しているときの姿勢がこちら。
ひざに手をのせて、いい姿勢で岡田と話しています。普段からより子供らしくよくはしゃぐシンタの姿とのギャップを感じます。
ここからは完全に私の推測にはなるのですが、
シンタの親御さんはシンタにある程度の躾はしているもののヒーローごっこには好意的であることから、日曜日のヒーローショーには連れて行くけどお家のお手伝いもやってね、という交換条件をシンタとよくしていそうだな…と勝手に考察いたしました。
毒親というわけでもなさそうですし、寧ろ良い親御さんなのではないでしょうか。
シンタくんが野菜を克服するまで頑張ってもらいたいものです。
シンタの行動理念
※あくまで六話以前のシンタとしての行動理念になります
ヒーローだから
彼の基本的な行動理念は「ヒーローならこうする」「ヒーローだったらこうしていた」という、彼の理想像、すなわち「ヒーロー」に則った行動理念となります。そのため彼が本当にやりたいかやりたくないかは置いておいて、まずヒーローならばどうするかと考えるのが彼のプログラムなのでしょう。
ワタルに「シンタはヒーローだから〜」とおだてられがちなのは、おそらくシンタにとっての「ヒーロー」が不安定だからでしょう。
不安定なヒーロー観
彼ははっきり言ってヒーロー像がごっちゃごちゃです。ここからは私の解釈になってしまいますが、シンタが「ヒーロー」を演じる上で重要視しているのは「強さ」なのでは、と思いました。「人を助ける」ヒーローとしてのヒーロー像はおそらく彼にはあまり染み付いていません。彼が憧れたヒーローはおそらく日曜の朝にやってるやつ。敵をばったばったとなぎ倒すかっこいい存在。気の弱い彼にとってそんなヒーローという完全無欠な存在は、シンタがなりたいと願うには十分な強さを持っていました。
squadsより、「圧倒的なヒーロー」になるために戦隊を組み、なにがなんでも自分の強さを知りたかったし知らしめたかったのでしょう。
それ故に、彼は強さと傲慢を履き違え横暴な振る舞いをするようになってしまったのだと解釈しました。ヒーロー像がごっちゃまぜになっている彼の脳内では、ヒーローのあるべき姿すらごっちゃまぜなので、時には傲慢に、仲間に対し横暴な態度をとってしまったりしたのでしょう。
そんなごっちゃまぜの不安定な、彼に似合わないヒーローを無理矢理演じてしまったからこそより理想と現実のギャップが大きくなり、6話では「オレなんか、全然」と発言していました。
彼が本当に持っている心こそが、一番ヒーローだということに気付くのは、またその後。
「オレ」と「ぼく」
「オレはヒーローだぞ!」
六話より、この「ヒーローレッドのオレ」であるシンタは、ヒーローの殻を被った存在であり本当のシンタではないということがより明らかになりました。
そんな「オレ」のシンタさんの人物像について改めて整理してみます。
シンタさんは、ストーリー終盤になるにつれ「オレはヒーローだから」で恐怖や感情を画そうとする姿が伺えます。とにかく「オレ」は徹底してヒーローでありたい、ヒーローでいなければならないと意識している存在です。
彼は戦隊の仲間を「手下」として扱い、「手下の手柄はレッドの手柄」というジャイアニズム的思想の片鱗も見せています。なにがなんでも、レッドとして活躍したいという意志が感じられます。
とにかく彼は「ヒーローだから」「レッドだから」、という上っ面の殻だけで行動を起こしている節がありますね。
戦隊結成以降よりこの上っ面に籠もってしまっている様子が伺え、ワタルもそれを案じていました。
いつのまにか、シンタとワタルじゃなくて…ただのレッドとブルーになっちゃったのです。
「ぼく」
ここからは、レッドの殻を取っ払ったシンタさんそのものについて考えていきます。
というのも、以下のハヤテさんのセリフが彼の全てとも言えるでしょう。
考えなしに突っこんで、すぐ転んで…
それを素直に反省して、すぐに立ち上がれる。
轉ぶことを怖がらない。
そういった彼の猪突猛進的な、少しあぶなっかしいような放っておけなさが彼の周りに人が集まる要因にもなっているのでしょう。そんな危なっかしさも、転ぶことを恐れない前向きな姿も、シンタそのものです。
気が弱くて小心者であろうと、シンタは前に進むのを恐れない強さを盛っています。
どんなに傷だらけでも立ち上がる勇気があった、そんな台風のような彼だからこそ…
彼が目指した彼の殻「レッド」よりも、「シンタ」に惹かれた子どもたちは多いのでしょう。
戦隊を大事にしていたマモルさんも、シンタに対して抱く感情は戦隊絡みのものなどよりも、「前向きな姿勢への憧憬」が最も大きいのです。
臆病でも前に突き進める勇気、そんな姿こそがシンタさんを太陽たらしめる本質ではないかと解釈しました。
あとがき
今回はここまで!次は園児たちとの関係から読み取れるシンタさんのコミュニケーションスタイルや思考回路について考えてみたいなと思っております
こんなもんさいごまで読んでくれて、ありがとーね。
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