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母ちゃん


この前、家族でご飯を食べた。

みんな酒飲みだから、ご飯を食べながらお酒を飲んでた。

僕の友人の話になった。

子どもの頃からの友達。

大人になってからの友達。

母ちゃんから『あんたは本当に周りに恵まれてるな。』と言われた。

幼馴染

そして、幼稚園からの幼馴染の話になった。

社会人リーグのチームの幹事をやっていたころ、ユニフォーム代をなかなか払わなかった幼馴染。

あり得ないと思ったし、幼馴染とか関係なく揉めて、お金を払ってもらった。

あり得ないと思ったし、そこから少し幼馴染とは疎遠になった。

母ちゃんたちって子どものころから、誰と誰が揉めたとか、誰と誰が付き合ってるとかの話がお母さんネットワークの中で回るの早かったな。

その幼馴染との話もうちの母親には回っていたらしい。(もう大学生だぞ、構わないでくれって思ってた笑)

それから数年経って、そのことも自分の中で消化してその幼馴染とも友人の結婚式で再会するようになった。

2人で飲むこともあったかな。

そんで、この前、母親からなんであんな事があったのにまた遊ぶようになったの?と聞かれた。

僕、生まれつき右耳が難聴なんですけど、その幼馴染だけは幼稚園のときからそれを理解して左側から話しかけてくれたり、聞き取れなかったことを伝えてくれた。

体調崩して保健室で休んでるときも横で『元気になったら遊ぼうね』って言ってくれた。

その事が忘れられないし、何があっても嫌いにはなれないって母ちゃんに伝えた。

母ちゃん

そしたら、母ちゃんは大号泣。

僕の右耳が難聴で産んでしまったことにずっと引け目を感じていたけど、あんたが周りに恵まれていて本当に良かったと。

僕は母ちゃんの息子に生まれて本当に良かった。

いつも、あんたはどう思うの?あんたはどうしたいの?と聞いてきた。

あなたがやりたいことがあるなら周りを説得しなさい。

あなたが行動で示しなさい。

周りの人たちの想いを汲み取りなさい。

そんなことを言われ続けてきた。

高校の部活を顧問の先生が嫌だから辞めたいと言ったときは、『あんたは顧問の先生が嫌なだけでサッカーは好きなんでしょ?それならもう少し頑張りなさい。』と泣きながら怒られたな。

その言葉が僕を作っている。

導かれた運命辿って今日も明日も生きていこう。

誕生日がきっかけでご飯を食べに行って、こんな風に過去を振り返ることになった。

母ちゃんに施されたように、僕も人を温かく見守りながら、自分の想いを伝えられるようになりたいな。


ここ最近、なにもかも上手くいかないけどそれだけが僕の希望かな。


最後に僕の好きなあいみょんの歌詞を2つ。

『頑張れなんて言うなよクソが、死に物狂いで生きてんだ。』風のささやき


『導かれた運命辿って今日も明日も生きていこう。』愛を知るまでは

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