ボールはともだち…
ボールはともだち
キャプテン翼の翼くんの名言
『ボールはともだち』
これってどんな解釈がありますか?
ボールはともだち、仲良くしようって考えてる人は多いのではないでしょうか。
僕も少し前まではそうでした。
でも、これって『ボールはともだち、こわくないよ』と翼くんが相手のシュートを怖がるチームメイトに対して言ってたんですよね。
だとすると、少し解釈が変わってくるんじゃないでしょうか。
仲良くしようっていうニュアンスはないんじゃないかなと。
じゃあ、どうして
じゃあ、どうしてボールはともだちだから仲良くしようって解釈してしまうのでしょうか。
僕は翼くんという子が学校に行くときも、寝るときもいつもボールと一緒にいて仲良くしていて、そのおかげでサッカーが上手くなったように見えるから、ボールはともだちという言葉に対して仲良くしようということを連想してしまったんじゃないかと思います。
さらに、サッカーコーチをやっていたときはボールコントロールの上達=プレーの上達だと考えていたので、それに対して都合の良いボールはともだちという言葉を使っていた気がします。
目的のすり替わり
誰かが言ったこと、誰かと話したことをその関係者以外に以外に伝えるときに目的や意図がすり替わってしまうことは日本語の特徴でもある『共同注視』が強くなる作用が働いてしまうからだと思います。
AさんとBさんが話していたことをCさんに話すときに、Cさんにはその景色は分かりづらいために違う解釈が生まれがちになるんじゃないかと。
また、自分の想いと事実を混同してしまうことも、目的のすり替わりは引き起こしやすいと思っています。
僕の例で言えば指導者ライセンスの講習会の指導実践で、キーファクターに捉われてしまい、現象を追い掛けることにより本来のテーマがないがしろになり、選手が目的を見失ってしまうことが多々ありました。
そんな特徴があるからこそ
そんな特徴があることが分かれば、発された言葉の背景や裏側、文章であれば行間を読むということにより必要性を感じるんではないでしょうか。
また、言葉を発する側も受け取る人と前提を揃えることで齟齬が生まれにくくなるんじゃないかと思います。
なので、何を目的地とするかということが共同注視が強い特徴の言語でコミュニケーションを取る中で大切なことなんじゃないかと考えています。
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