MSIのメタを振り返りつつDFMの評価を固める。 その2
全体的なメタを振り返ったので今度は各レーンの傾向を振り返る。いちいちどんなピックがされていたか確認するのも面倒なのでLoL観戦陰キャ御用達の上記サイトを参考に。
こういった世界戦はそもそもチーム同士の戦力差が著しく不均衡なので本当のメタはベスト4以上同士の対戦を見て初めて判明する。LJLで例えるならV3もいるしDFMもいる状態でDFMがV3に対してTopトリスとか明確な雑魚戦用Pickしたところでメタとはならないのと同じ。
なので本来なら大会全体の統計とか全然参考にならないけれどまぁええやろ。
画像切り抜きを未だにGyazoで行っているんですけどなんか良いのあったら教えてください。
2000字超えたのでDFMは次回となります。
TOP
ここははっきりとタンクか、Binかという結果になった。上位Pickがタンクとファイターが半々くらいやからバランス取れてるな!というのは真っ赤な嘘でファイターの使用回数の半分くらいはBinである。Bin以外はタンクがメタ、はっきりわかんだよね。
話題性で言えばサイオンだったが、主役はこのデブ。3ロールフレックス、チーム構成次第でAPにもタンクにもビルド変更が可能、そして主戦場では脅威の勝率64%。正に汎用性の塊。
ベタ足ADCが主役のメタでUltを取り敢えず敵のADC目掛けて投げておけばゲイルかフラッシュで逃げるかの択を遠距離から強制することが出来るのが弱いわけがない。対して同じような用途で13.5では空前の人気者だった岩の勝率は0%、短い人生だった。
JG
メタ・・・変わりましたか・・・?
まさか大会前にメッタメタにナーフされた猿とViがそのまま主役に居続けるなんて思いもしなかった。マオカイに関しては何故かナーフされてなかったので納得の使用率。マオカイといえば周回速度につけ込んだノーチラスJGを隠し玉で持っていたJDGの戦略は恐れ入った。
16回Pickされて勝率75%の超絶OPなジャングラーがいるんですけどぉ、な~んでだか取り合いになるようなことが一度もなかったんですよねぇ。雑魚専用チャンプ、ってこと!?
柔らかいわりに単独行動を取りがちなケネンに対するカウンターとして用意していたチームがちょこちょこ居たかなくらいの存在感だった。
やっぱり伸るか反るかのアサシンタイプはプロシーンの受けが悪いらしい。最初の周回が弱すぎて行動の制約が多いのもネックなんだろう。ここのポジションは体が張れるディスエンゲージが得意なポッピーやジャオが覇権を取ると思っていたがその両方でもなかったね。
Mid
まぁどうせいつものメンツなんやろ、と思っていたら最後の最後まで全く傾向が分からない一番の魔境となったポジション。チームのための潰れ役ポジと思わせておいての最後の最後でJDGが「レーンの主導権あるほうが強いに決まってるねん」とぶちかましてくれたお陰でワイら観戦勢の脳みそはグチャグチャ。
そんな魔境ポジで一番強かったやつって一体誰やねん、となると賛否はあるがこの娘を推したい。2レーンフレックス、どちらに置いてもレーン主導権が取れる、タンク装備積んでるだけで謎ダメージ&異次元の硬さ、Midのほうが勝率が高いのバグなんじゃないの?
恐らく多数の識者からすればこちらのほうが象徴だったのでは。ただ、相当な手練ではないとまともにレーニングが出来ないところまで弱体化されたせいか成績は振るっていないように感じた。この娘をMidに置くと構成が集団戦により過ぎる、というところも勝率を下げていた要因なんじゃなかろうか。今大会アニー全一だったKnightでさえ「アニーなんで無理なンだわ」って言ってそうなシーンはあった。
ADC
ジンクス全一、以上。このメタ一番の主人公たちであり一番おもろくなかったロール。
面白かったのはLPLとそれ以外の地域でADCのTierに違いがあった点だろうか。
LPLは
ジンクス>ゼリ>アフェ>ザヤ
それ以外は
アフェ>ジンクス>ザヤ>ゼリ
このTier評の違いが大会成績に直結していたようにも感じた。というのもこの4体でもパワーの違いが明確にあったように見えたからだ。日々大会で過酷な育成RTAをしてほぼ同タイムで並走していると思っていたのにキャラパワー差で実は引き離されていた、なんてことが集団戦中に良く起こってた。まぁノーチからのアフェ爆弾気持ち良いからね、仕方ないね。
SUP
上位チームほどルル全一の傾向が強い・・・なんだけれどここのロールの優先順位が良く分からなかった。
ADCRTAの最前線に関わるロールなのでもちろんレーニングでの強さが結果的に優先度が高くなった、のは分かるんだけどそれならばいっそマークスマンSUPを試すチームが現れても良かったのでは、という気持ちがあった。それにルルの対抗で出すのがラカンだったのも不可解。ラカン自体はレーニングそんなに強くないからね。ザヤ以外での採用は無いものだと思っていた。
ここのレーニングでの優位性は試合を終わらせるほどの価値があるからいっそのことパイクとか思い切ったの選んで見てほしかった。
気になったPickといったらこれもまたG2が出した元祖アーデントセンサーさん。ここまで上から順に強いと思われるチャンプをPickしていくと
Topがタンク
JGが猿かViかマオカイ
Midがアニー
と自然とエンゲージ全振りの集団戦構成が出来上がる。ならばそのエンゲージ構成に対して伝統的に強いとされているディスエンゲージ要素のスキル持ちチャンプを使えば簡単に優位は取れるやん!理には適っている。この人ならレーニングが弱いというわけではないので尚更である。
あんまり気にしていなかったけれど今回のメタに対するアンチを考えていたのってJDGよりもG2なのでは?本人たちのプレイスキルがあればCNやKR勢に割って入ることも出来たのでは・・・