今のほうが強くない?~LJL夏リーグ戦SG対DFM~

1.選手個人の採点は5点満点
2.5点:MVP級の活躍
  4点:チームを勝利に導いた
  3点:及第点
  2点:バスを揺らすことはなかった
  1点:チームが強くて良かったね
3.負けチーム側は採点しない
4.あくまて各個人への期待値を見込んだ上での評価であり同じ点数であっても評価の基準は公平ではない。JPと助っ人では当然及第点の位置が違う。
5.あくまで1個人の感想です。正解は公式実況解説者による振り返り配信をご覧ください。

色んなことがなんやかんやあって大幅なスタメンの変更や3人体制のコーチ陣が1/3になるなどのスリム化があったDFM、変更後のチーム状態を見るに値しそうな相手の登場ということでどうなるかと思ったが春夏併せて今が最高の状態なんじゃない?と思わせる出来だった。

yutapon:10
Steal:5
Aria:10
Milan:4
Harp:5

なんで今のほうが強いと感じるのか?

1.メタに愛されている
スタメン変更となったのはパッチ13.12の最中、ちょうどMidレーンのミニオンから得られるゴールドが元に戻ったタイミングで、アジールの復権やADCアイテムの弱体化によってMidキャリーの機運が高まっていた時期。
シーズン13のこれまでは大体ADCがチーム全体のダメージを最低35%、Midが25%程度担保する必要があるほどADCにダメージを期待する割合が高かったのだが、先述の変更からADC30%Mid30%ぐらいに落ち着いた。これはアジールはもちろんトリスやカイサ等MidにDPSを置くことが可能となってきたメタや、これまでBotでは超レイトキャリーしか存在を許されなかった状況からアッシュ、ヴァルス等のセカンドキャリー型の復権も関係している。
これによりMilanのチームにのしかかるキャリー義務がAriaにも分散することが可能となった。
また、チーム事情的にMilan自身への負担を減らすようメタに逆らう無理な動きをすることが不正解とならずに済んだ。メタに合った動きとはその時期における最適解であるとも言えるので、この点は本当に天が味方しているとしか言いようがない。
今までのメタ通りだったらこれほど上手く移行できなかっただろう。

2.Aria完全復活
2年前から消息不明となっていたLJLの次世代皇帝Aria、発見される。
アジールを使った状態で対面はJettヨネで相手の得意ピック、かつキャラクター同士でもカウンターを受けるというLJLのMidレーン史上最高にハードな状況においても圧巻のパフォーマンス。
1試合目は完全にyutaponキャリーで2試合目もおいしいところをyutaponに取られてしまったが、2試合通してのMVPは彼だろう。
彼が復調したおかげでStealが今季一番伸び伸びとプレイ出来ているように見えた。

3.5人の総合戦力の増加
言ってはいけないTopレーナーさんの戦力を5段階評価で表すと
レーニング3集団戦1(合計戦力4)
とすると元ADCの現Topレーナーであるポンさんは
レーニング5集団戦5(総合戦力10)
ポンさんのADCとしてのの戦力は
レーニング5集団戦5(総合戦力10)
でありMilanの戦力は
レーニング2集団戦3(総合戦力5)
となるので数値として考えれば4対5なので今のほうが強い。
数値以外の恩恵として誰が見ても弱点となっているポジションが無くなったことでJGとして試合序盤の作り方に幅が出来たのもチームに良い影響を与えている。
今までADCとしてずっとキャリアを積んでいた人がおよそ6年ぶり?にTopレーナーとして試合に出たら現Topレーナーのプロたちを薙ぎ倒すほどの実力を発揮しちゃうってなんの異世界転生かな?
後要求されることはタンク等でウィークレーンを担当したときの安定感ぐらいで、この課題もクリアしてしまうと現LJLの最強Topレーナーは急遽代打として抜擢された元ADCになってしまう。直接対決してないから何ともだが、Tanaより上手いぞ。

4.今のチーム状況に寸分の狂いもなくマッチしたMilan
Milanの人となりは全く分からないが2試合見たプレイスタイルを考察するに味方に合わせることが得意なタイプに見える。このプレイスタイルのお陰で約半年チームとして活動していた時期のDFMよりも連携面において優れているように思える。
また、Milan自身に負担を強いることがないよう他4人も良い意味でMilanに期待をしていないので以前よりも自由にHarpが動けており、これが往年のDFMを彷彿とさせるような連動に繋がっているように見えた。この2試合のStealとHarpの愛の共同作業は一見の価値あり。
この捉え方次第では卑屈になりそうなポジションを任されてしまっているMilan自身もポジティブに捉え、責務を全うしているように見えた。
助っ人ひしめくこのポジションにおいて個々の能力としてはお世辞にもリーグ上位とは言えないが、既に何年も熟成された4人の連携になんの抵抗もなくスッと入り込めるMilanこそ今のDFMに必要な人材だったと言える。
これと逆だったのが言ってはいけないTopレーナーさんのプレイスタイルで、自分が試合を作ることで味方を引っ張るタイプだった。


まぁ一番驚いたのはTop yutaponの完成度の高さですわ。2試合しか見てないけどここ数年のLJL史上No1Topレーナーと言って問題ないと思う。レーニングの主導権、中盤以降のMap全体での圧力、集団戦と何をとっても隙がない。後は本人がどっちのポジションでキャリアを続けたいか次第だろうが


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