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「コハンで、カホン。」のレポート

コハンで、カホン。を開催
ベジタブルなコンンサートと同時開催のイベントとして、府中ノアンテナが「コハンで、カホン。」を企画、開催しました。このイベントは、ベジタブルコンサート実行委員会を始め、コンサートに出演し監修を行い、カホン(南米の打楽器)の演奏を指導する太鼓ユニット我龍、社会福祉法人静和会の運営するレストラン「村の灯」、カホン作りを指導するカホンプロジェクトとともに作り上げました。

湖畔の木陰で作る
府中の標高450mにある山頂の羽高湖にある、サンスポーツランド。そこで、カホンを作り、同日開催のベジタブルなコンサートで演奏を行う初めての企画でした。湖畔は公園になっていて、猛暑の1日でしたが木陰で涼みながら製作を行いました。

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木陰でカホン作り

ミュージシャン、知的障害者、一般参加者が助け合う
このイベントはただ作って演奏するだけではありません。いろいろな立場の人が助け合って楽器を作ります。実際に普段接点のない人たちが自然と関わっていました。

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匂いからも木に親しむ
木は匂いがします。今回カホンプロジェクトが持ってきたカホンの素材も広島県の無垢杉材。無垢の杉材は柔らかさがあり、触れていて気持ちよく、香りも特別です。

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全身で木に親しむ
ウッドチッププールというみんな初耳のプールコーナーも作ってみました。ちょっと六甲山の間伐材のヒノキチップで満たしたプール。木の香りに包まれて休憩しているお子さんもいました。

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みんなでネジネジ

木の組み立てはネジです。みんな木陰でネジネジ。力が足りなくて苦労している人もいましたが、隣の人が自然と力を貸し合い、その時に会話が始まる。いきなり会話するのは難しいですが、自然の中ではおしゃべりのハードルはいたって低いものです。

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親子でネジネジ
親子でネジネジ、夏休みの工作にもなりますね。

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姉弟でネジネジ
毎日いっしょにいる姉弟で、カホン作り、夏休みの思い出作り。

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夫婦でネジネジ
夫婦で共同作業。一緒に生活していても同じものを助け合って作るというのはなかなかないことかもしれません。楽器作りもいいですね。

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コハンではゴハンも特別
「コハンで、カホン。」の目玉は、湖畔にあるレストランの村の灯のスペシャルランチ。当日は、この日だけのために用意されたサンドイッチを中心としたメニューがふるまわれました。子どもも大人も大満足。

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午後からは仕上げ、思い思いにやすりがけ
やすりがけは基本です。やっているとやみつきになるこのすべすべ。やればやるほど愛着が生まれます。木のすばらしさですね。未来の木工職人が生まれるかもしれません。

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絵を描いたり、好きな形に穴を開けたり個性豊かなカホンに
このカホンの叩く面は、ベニア板で簡単に穴あけできます。また、全体的に色ぬりができ、絵を描きたいひとは止まりません。止める必要もありません。下は大日学園の利用者さんの作品。色とりどり、芸術的な作品!

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我龍登場でフィナーレに向かう
作るだけではなく、せっかく鳴らすなら多くの人に聞いてもらえたらいいなと思い、太鼓ユニット我龍に協力をお願いをしました。さすが太鼓教室を運営する我龍。短時間でみんな演奏できるようになりました。

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みんな出来上がったカホンで楽しく演奏
自分で作った楽器を演奏するのはみなさん初めて。はじめてですが、いい音が鳴るもので、みんなただただ楽しそうでした。

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ベジタブルなコンサートでオープニング演奏
数百人は集まるコンサート会場でのオープニングを「コハンで、カホン。」参加者が演奏をつとめました。ほとんどのひとがこのようなステージに出るのは初めてですが、恥ずかしいという声は聞かれませんでした。きっと自分が作ったカホンだから、安心感があるのと、1日コハンで過ごしてホームで演奏する感、さらには我龍としっかりと演奏できたからかもしれませんね。

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まさかのコンサートのフィナーレ出演
オープニングだけの演奏と思いきや、出演者総出のフィナーレにも参加者のうち、残っていた人たちに声かけをしました。なんと出てきたのは全て子どもたち。とても素敵な思い出になったことでしょう。それにしても朝10時からのイベントでフィナーレは夜8時すぎ。長丁場ですが、子どもたちの集中力は持つものです。

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今回のスタッフも紹介
カホンプロジェクト
神戸から山崎さん、大阪から田中さん、今回のためにカホンをたくさん準備して、当日はカホンを楽しく作ることができるように説明をしてくださいました。またカホンの演奏の楽しみ方も伝授してくださいました。

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社会福祉法人静和会の職員、ボランティアスタッフ
知的障害者の支援施設(大日学園)を営む福祉法人で、今回はそばで営業するレストラン「村の灯(むらのあかり)」のランチ提供、そして参加された知的障害者の方々のサポートをされました。このイベントを通して、知的障害者理解とのふれあいが生まれるよう協力いただきました。

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ベジタブルなコンサート実行委員会と太鼓ユニット我龍
場所提供や広報の協力、そして同日開催のベジタブルなコンサートでの演奏が円滑にできるように協力をいただきました。初めての開催で、こちらも手探りでしたが、太鼓ユニット我龍は新曲を用意し、参加者もしっかりと演奏できるようにと工夫してくださいました。

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NPO法人府中ノアンテナ スタッフ
普段は木工会社で設計をしている人や、介護施設で働いている人や、廃棄物処分施設でワークショップをしている人、バラエティに富むスタッフが結集しました。

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来年もぜひ!
今回はじめての開催の「コハンで、カホン。」合計46人の参加で、ワイワイと湖畔が朝から賑わいました。そして、ベジタブルなコンサートの舞台の賑やかしにも協力できました。来年も家族を連れて作りたい、演奏だけ参加したい。そんな声をたくさん聞きました。ぜひ来年も企画したいです。関係者のみなさん、ぜひご協力をお願いします。みなさんお楽しみに。

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