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ふちりん的に史上最高の地下アイドル、みおぽんについて

 僕は埼玉県さいたま市に住んでいて、ご当地アイドルであり地下アイドルでもある『大宮アイドール』のことを6年くらい応援しています。以前は3期メンバーのみおぽんがグループの中で1推しでしたが、2019年12月に卒業してしまいました。僕はみおぽん(加入当時15歳、卒業時18歳くらい)のことを、元モーニング娘。の石川梨華ちゃんの連れ子を見るような目で見ていました。

 彼女はツイッターのプロフィール欄に「社会不適合者」と書き、つねづね「私は将来、中島(無職)になる」と言っていました(中島さんは僕の飲み友達で、工藤遥を大好きな無職のハロプロヲタクです)。実際に彼女は天衣無縫という言葉がドンピシャで当てはまる自由過ぎる女の子でした。しかしそんな彼女も、大宮アイドールを卒業した後、どうやら就職できたようです。でも僕は「気分屋のみおぽんのことだから、すぐに辞めるだろうな」と思っていました。最後のリプ返日のときに、「気が向いたらまたアイドルをやってね」とリプしたら、わりと前向きな姿勢を見せていたので、きっとすぐまたアイドルをやってくれるだろうと期待していました。

 けれどこの間、大宮アイドールのキャプテンである白川ももちゃんから、最近みおぽんと会って、ちゃんとした社会人になっていたという話を聞きました。スーツをびしっと着て、おみやげを持って大宮アイドールの店舗にやってきたらしいです。僕は非常に大きなショックを受けました。「あのみおぽんが社会に適合している! みおぽんだけは決して社会に適合できないと思っていたのに! 僕を置いていかないで!」と、40歳にもなって社会に適合できていない僕は思いました。そしてショックを顔に出さないように努めながら、白川ももちゃんに「みおぽん、いつか会社をやめて、また大宮アイドールに戻ってくるといいね」と告げました。ももちゃんは同意も不同意もせず、ただ苦笑いをしていました。

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 みおぽんの天衣無縫エピソードとして、指原と土田さんの番組に出演したときの話があります。フジテレビで2019年1月1日に放送された『祝!TIF10周年この指と~まれ!2019元旦スペシャル』という番組です。この記事で使用している画像は、その番組から引用しました。今年の目標を書き初めで発表するという企画において、みおぽんは「おはよう」とだけ書いていました。指原がみおぽんの「おはよう」に目を留めて趣旨をたずねると、みおぽんは「目を閉じて、起きたら、おはよう」とだけ説明しました。指原はその意味不明さに言葉も出ず、こんな顔芸をするしかありませんでした。あの指原にこのリアクションをとらせるアイドルは、日本中を見渡してもなかなかいないと思います。

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 また、みおぽんは梨華ちゃんの連れ子的存在として、ガチ恋で悩む僕をたびたび癒してくれました。満面の笑みを浮かべ、ものすごく軽い感じで「ふちりんは大丈夫だよ!」と言うので、僕も肩の力が抜けて、「ああ、僕は大丈夫なのかもしれないな」と軽く考えることができ、気持ちがとても楽になりました。みおぽんの生誕祭に参加したときに特典としてもらったお手紙は、いまでも大切に保管し、ときどき読み返してはみおぽんの優しさと、人生に対する軽いノリを思い出しています。

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 みおぽんは顔が小さくてとても可愛らしいし、スタイルも抜群にいいです。歌もダンスも素晴らしく上手いし、キャラクターも独特で面白い。アイドルの才能がありすぎます。アイドルをやるために生まれてきたような女の子です。アイドルをやらないのは勿体ないと思います。会社で営業の仕事をしている場合じゃありません。いまは社会に適合できているようだけれど、「やっぱり私は社会不適合者なんだわ」と思ったら、すぐに会社をやめて大宮アイドールに戻ってきてください。まだぜんぜん間に合います。そしたら僕は必ずまたみおぽんのことを応援します。社会不適合者として、大宮で共に生きていきましょう。

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