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プロダクティブエキスポ2023REVIEW

実に4年ぶりの開催となったリアル展示会。

展示会というのは、私たちにとり、アーティストにおける「LIVE」、スポーツ選手における「試合」のようなもので、自身が日々日常で培ってきたことを表現する舞台。

未曾有のウィルスに襲われたこの4年間、
周回遅れと言われていた日本のデジタル化は一気に加速し、リアルであることのアドバンテージや優位性は高くはなくなってきている。

平日開催であれば尚更のこと。

だからこそ「ここでしか感じられない何か」を
表現しなくてはならない。

世界は新しいスタートをきりはじめている。

私たちにとっても「再スタート」となるこのプロダクティブエキスポで発信したかったことはなにか。

混沌とする世界情勢や、100年に一度と言われる技術革新、如何ともしがたい目の前の経済不況。

「不透明感に満ちているこの世界」

莫大なコストとエネルギーを投下し、
ご協賛いただいている出展企業各社のProduct(モノ)・Solution(コト)に掛け合わせ、

私たちが表現したかったのは
未来を切り拓く「Hope(キボウ)」


モノ・コト・キボウ

コンセプトは
ONESPIRIT〜繋がりを未来で輝く光に変える〜

当展示会の「華」とも言えるスペシャルイベントに、昨年パートナー契約を締結したアルビレックス新潟レディースとのトークセッションイベントを企画したことはこうしたことが背景にある。

アルビレックス新潟レディース山本社長にプロダクティブエキスポの趣旨をお伝えし、二人の選手にご出演いただくことになった。

FW#8 石淵萌実選手
MF#13  杉田亜未選手


淵本・石淵選手・杉田選手・山本社長

お二人とも逆境を乗り越え、道を切り拓いた選手

私が石淵選手に伺いたかったことは、
いわゆる強豪校出身ではないながら
如何にプロフェッショナルへの道を拓いたか。

石淵選手は、プロフェッショナル挑戦への強い意志を語っていただいたが、私が印象を受けたことは、熱い想いに加え、冷静な分析力を持っていること。

ご自身のSWOT分析を明確に行い、
「強み」を活かせるチームを選択したことだ。

この「分析力」が学生時代のコーチ不在などの試練を乗り超え、プロフェッショナルへの道を切り拓いた大きな力となっていると感じた。


そして杉田選手には、学生時代に選出されたなでしこジャパン(日本代表)での経験を伺いたかった。

特に言わずと知れた女子サッカー界のレジェンド澤穂希さんは、どういう存在であったか?

澤さんと同じ部屋で過ごされた経験もされ、
その薫陶を受けた日々。

選手としても人間としても一流であったという
澤さんから多くのことを学ばれたという。

一時代表から遠のくもフィジカルトレーニングを徹底され、昨年代表に返り咲き、そして代表への想いも語っていただいた。

杉田選手のこの経験は金色に輝くあのメダルを獲得するのに必要ではないだろうか。


トークセッションの様子

そして山本社長 

「自分は最小限で・・・・」

とご謙遜されていたが、やはり経営トップとしての想いや考えを聴かれたい方も多い。

石淵選手、杉田選手に対する想いや、日本女子サッカー発展への「大志」を語っていただいた。 

両選手にもお話をいただいたが、山本社長の言葉からも「タイトル」はもはや夢や憧れではなく、「達成すべき目標」になっている。

それだけ新たなチームに確かな手ごたえを感じられている。

山本社長

まだまだ伺いたいことが山ほどあるものの、
視界に入る「時を刻む文明の利器」がそれを許さない。

そして私のパート

「なぜパートナー契約を結んだか・・・・」

もちろん個人的な想いはある。

大好きなこのチームに悲願のタイトル獲得への「かけら」でもいいから力になりたいという想い。

そして日々自社の技術を磨き、日本を支え続けるお客様に、逆境を乗り越え、悲願のタイトルを目指すその姿に「Hope(キボウ)=エネルギー」を感じてほしいという想い。

またこの場で言葉にしなかったが、ひたむきに闘う選手たちは、当社の社員とどこか似ている。


トークセッション後は多くの方がサイン会に並んだ。


アクサ生命様と杉田選手・石淵選手の写真

そしてプロダクティブエキスポ出展社企業のブースをご見学いただく。

普段の生活では絶対に目に触れることはないが、
身の回りの生活を支えている機器の数々・・・・

THK展示ロボットの説明を熱心に聴く両選手と山本社長

石淵選手と杉田選手

このおふたりに共通するのは、自身の現状を的確に表現できる言語力と、新しい何かを取り入れようとする探求心。

未知なる製品が展示されているこの空間でも、
お二人は熱心に新しい世界を昇華しようとされていた。

日刊スポーツの記事によれば、石淵選手は「1ミクロン=0.001㎜」で闘う製造業の世界にふれ、1㎜,2㎜のパス精度にこだわることの重要性を感じられたとのこと。

自動車好きの杉田選手は、その部品が造られている機械工具を熱心に見入られたいた。

「このふたりなら・・・・」

「ROAD TO CHAMPION」

私は「道」を感じた。

そして11月19日(日)ホーム開幕戦

左奥から杉田選手・石淵選手
最前線で攻撃の起点となる

ふたりの躍動は、チームを勝利へ導いた。 

そして試合中、虹がかかっていた・・・・

11月19日(日)ノジマステラ戦
新潟市陸上競技場に虹がかかる


そういうシーズンになるのだろう。

このトークセッションイベントは会場内に「キボウ」という名のバックグラウンドミュージックを奏でた。

展示会中央特設ブースで開催されるスペシャルイベントは続く。

当社も提携しているセールスフォース社千種様から「DX時代における「人脈継承」と「技術継承」による収益力向上に向けて」タイトルで講演をいただく。

講演するセールスフォース千種氏


そしてこのエキスポを目掛けて開発した在庫共有システム「ONESPIRIT」を正式発表。

特別ブースでONESPIRITの説明をする当社太田主任

エキスポテーマと同名のこのシステムは、当初の在庫を24時間365日お客様と共有し、「未来に向かって一体となり進もうという」想いが込められている。


AI自動プログラム作成システム
「アルムコード」

アルムコード LIVEデモンストレーション


まさに人手不足、多品種小ロット時代の「ザ・ソリューション」といっても過言ではない。

実際に中継を繋ぎ、LIVEでのデモンストレーションが行われた。

そして今回のエキスポのSNSアドバイザータナベコンサルティング石井氏からは、「SNSの基本知識と活用メリット」というタイトルでご講演をいただく。


講演するタナベコンサルティング石井氏

当社のX(Twitter)活用事例をもとに、中小企業の大きな力となるであろうSNSの活用法をご講義いただく。

これらのセミナーは、同時開催されている基礎講習会に比べ万人受けする内容ではない。

展示会場内特設ステージでLIVE開催となっている以上、視聴意向のないお客様にはノイズになるかも知れない。

だが私は、現在だけではなく、「未来」も語る使命が当社にはあると感じ、この「LIVEセミナー」を企画した。

大事なことは会場内に「未来」という時間軸をつくり、お客様の心のベクトルが自然と右上に向かうバックグラウンドミュージックを奏でることだ。

「We Will Nevev Give Up」

私たちは未来への提案をあきらめない。


このプロダクティブエキスポでは、「目標売上」や「目標案件件数」などのKGIやKPIは設定していない。 

目的は「ONESPIRIT(一つの魂)」

ひとつの舞台で、お客様、パートナー企業、当社が顔と顔を合わせ、心と心を通わせ、共に未来へ力強く進む一体感をつくること。


遠回りかもしれないが、真のビジネスを創り上げるためにはこうしたプロセスを踏まなければならない。

「繋がりを未来で輝く光に変える」とはそういうことだ。


4年ぶりとなったリアル展示会

少なからず不安やプレッシャーがあったことは否めない。

だが多くの方に激励を受け、ここまで辿り着いた。

出展メーカーでもある前職の同期は、勤続20周年特別休暇にてプロダクティブエキスポに駆けつけてくれた。

サンドビック株式会社 吉嶺氏

パートナー企業の皆様

左からタカヨシ長谷部様 
タナベコンサルティング石井様・藤島様 
淵本
アルビレックス新潟レディース山本社長 遠渡様 鈴木様


62社の出展企業の皆様

イスカルジャパン様
北川鉄工所様
第一測範製作所様
ミツトヨ様


そして社員のみんな

ご来場いただいた多くのお客様

自分1人でできることなど
何ひとつとしてない。


「次の展示会は?」

と、聞かれればまだ返答することはできない。

だが自身のなかに「何かを伝えたい」という「ほど走る情熱」を感じたのであれば、またこのLIVEをやってみたいとは思う・・・・

その日まで

少し休憩します。

皆様本当にありがとうございました!!!!







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