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no rain no snow no rainbow~創立75周年にかける想い〜


snow(雪)


雪国で生まれ育った私は、
幼少の頃、初雪を目にする度び高揚感を憶えた

だが残念ながら今はちがう


志半ばで故郷に戻った私にとり、
雪は「試練の象徴」のような存在になってしまった

高校卒業後、
私は10年間雪とはほぼ無縁の地で生活した

15年前
父の急逝後に帰郷した私に待っていたのは

「雪との闘い」

28才で突如背負った重責と、
当時の如何ともしがたい景況状態とも結びつき、悲しいかなポジティブなイメージはほぼ消失した


この時期東京方面への出張も多いのだが、越後湯沢からのトンネルを抜ければ、晴天突き抜ける別世界が開ける

果てしなく曇天が続く越後の空とは対照的で

「本当に同じ日本なのか」

と思うくらいのレベルなのだ


ゆえに蹴球会において秋春制が盛んに議論されているが、「雪の実体験」を経なければ、まともな結論など出るわけがない


それぞれがそれぞれの道で、

プロフェッショナルとして日々闘っている

錆びついた現実を目の前にしても

雪を「言い訳」にしたい想いに
耐えなくてはならない


ハワイに伝わる言葉に

「no rain no rainbow」という言葉がある


ラジオDJ島村仁さんがよく使われる言葉

ここで言うrain(雨)は
「試練」という訳が適当か


rainbow(虹)は
「喜び」や「栄光」


「試練(rain)」があるから
「喜び(rainbow)」がある


ここに雪国ならではの


「snow」

を加えたい

no rain
no snow
no rainbow

雨だけではなく
雪にも耐えなくてはならない


でもだからこそ


見られる「虹」もある


そんな想いで創立75周年記念イベントを
企画したいと考えております。















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