いま

自分の所在がわからず幽霊のようだった頃、ゆきどころがなく悲しくて寂しかったけど、身体が軽かった。今はなんか切実なひとのことばとか色々な事実に触れたことで自分が急に人間味を帯びて来て、からだが重い。この変化が良いか悪いかわからないけど、これをなにかかたちにしたい。

いまは、思いを形にする方法が、技術が欲しい。入力ばかりしてて、それにいっぱいいっぱいで、出力をしてなくてその焦りが苦しい。

でも、この時間も無駄じゃなかったとやっと思える。この思いは本来何かやり遂げた後に来るものなのかもしれないけど、わたしはいったん納得しないと前に進めないから、そう思えていい。
孤独であっても、世界はひとでできていること。考え続けること、求め続けること、やればやるほど分からなくてもそれ自体に意味があること。エゴが消えなくても、利己的になるまい、恣意的になるまいと思い続けることが必要だということが、この一年くらいで実感として得られた気がする。

たぶん急ぐ必要はない。すこしずつ新しいことを始めているから、目の前にあるそれを淡々とやればいい。焦りも無駄じゃない(それに囚われなければ)。卑屈にならなければいい。

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