#1 26才の7月4日の未明 ソレのせいで私の人生は終わってしまった
26才になってすぐの7月4日の未明、兄が突然部屋に入ってきて私のことを踏みつけ蹴り出した。寝ていた私は一瞬なにが起こったのかわからなかった。
「今度邪魔したら殺してやるからな」
ひたすら私を蹴る、でも私には邪魔した覚えなんかない。
ひとしきり蹴ったあと兄は部屋から出ていった。私はしばらく呆然としたあと家にいたら何をされるかわからない、「殺してやる」って言ってたし逃げるしかないと思い、震えながら着替えて財布と携帯がはいった鞄だけ持って部屋からでた。
パニックになっていたけれ