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ポエム

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2020年9月の記事一覧

いつかの約束。ポケットの中から、急に飛び出して、笑う君に変わる。それで、僕は泣いてしまう。

1

誰の声も届かない、ふかい、ふかい海へと、沈んでいくみたいだ。

1

ガラスの向こう、くもっていて、よく見えない。影が動く。それは、誰だろうか?

もう2度と会えないかもしれないから、もう2度とこんな時は過ごせないかもしれないから、このとき、このときを全力で抱きしめていたいよ。

2

小さな風が、何度か、僕の頬をなでた。最後に大きな風がやってくると、僕の輪郭はとけていってしまった。

3

「がんばってないから結果がでない、じゃないよ。がんばることと結果をだすことはイコールじゃない」

「選ぶってそんなに体をよじるほど難しいことかい?」 「わからないでしょう、あなたには。ひとつ売れ残ったケーキに自分を重ねてしまう人もいるのだということを」

夜の遠足。川の向こうに、電車が走る。「映画みたいだ」あの子がはしゃぐ。
時間が動かなきゃいいのに。綺麗な夜に。

4

「痛みをともなう災害を超えてゆけ。思慮のこもった選択がひつよう」

君に会うために、宇宙を何億光年もかけぬけて、来たんだよ。

4

じっと見ても、それに顔はない。目はきかないが、鼻はきく。
それがこちらをむくと、虚無が全身をとおりぬけていった。

青い闇を超えて、ピンク色の空にダイブする。僕らは多分すこしだけ、狂ってる。

1

いっぱいのビールと、ご飯を差し出す。
この人の人生のことを思う。
こんなにたくさん差し出すのに、どことなく彼はいつも仲間外れで、少し悲しい気がしてしまうのだ。

1

おなかの中に、地球がみえた。