続トッテナムとモウリーニョと

2/3のマンチェスターシティ対トッテナム前にモウリーニョに懐疑的な記事を書きました。シティの勝利を予想していたのですが結果はトッテナムが2-0でシティを下した。

特に前半、トッテナムにとって苦しい展開だった。いつものように押し込むシティに対してギリギリの所でキーパーのロリスを中心にPKの場面では多少の幸運も味方して耐えしのび、スタッツではシティが圧倒していたもののトッテナムの選手たちは誰一人集中を切らすことなく守備の場面では全員が自分の役割を超えて絶対にゴールを割らせないという気概を見せた。

それに対してシティは押し込んでいるしシュートも打っているのに得点できず、やっと獲得したPKですら止められてしまう。シティはほとんどの試合でベタ引きされてしまうのでそんな展開には慣れているはずだが何人かの選手は「去年までもっと簡単に点が取れていたのに」と思ったはずだ。前半の途中から明らかに工夫のない簡単なプレーでゴールを狙い初めた、単純なプレーでは集中して守るトッテナムゴールに迫ることができずますますフラストレーションを溜めることになってしまった。その結果何人かの選手が無用なイエローカードを前半のうちに貰ってしまう。

後半に入り指示なのかわからないがシティの攻撃はますます簡単になってしまい裏に走りこむ本数さえも減り横パスを繋いでサイドで勝負を仕掛けては失敗を繰り返す。本来なら何度跳ね返されても精度をあげながら、様々な攻撃の形を見せながら我慢強く崩しを試みなければいけなかったが、それを徹底できなかった。マフレズのショートコーナー(これも安易で不注意なプレーだった)をロチェルソに攫われそのままカウンターに、無理に止めに行ったジンチェンコが二枚のイエローで退場、その直後に失点してしまう。

それぞれのチームで形は違うが「我慢合戦」となったこの試合、一枚岩で勝ち抜いたトッテナムは見事だった。新監督と新戦力で「これからのチーム」を印象付けた、未来は明るいかもしれない。一方のシティは昨シーズンから加入した選手を中心に「簡単に勝てるはず」の呪縛を解いて今一度ひたむきに勝利に向かえるか。

プレミアリーグもCLも佳境に入りますます楽しみになります!

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