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GID治療をはじめる前に、生命保険への加入をオススメする理由

ここではGIDの方向けに、生命保険について僕自身の経験も踏まえて記載していきます。

あくまで僕の考えですが、GIDの方は治療をはじめる前に生命保険に加入されるのをオススメします!

その理由は、

1、治療を始めてからでは加入できない、あるいは金額が高くなる可能性がある

2、国内外問わず、手術をした際に給付金がもらえる

です。
順番に解説していきます!

◆そもそも生命保険って何?

生命保険とは大勢の人で公平に保険料を負担しあい、その中からもしもの時に、保険金や給付金を受け取る事ができる。という物です。
生命保険には、被保険者が死亡した場合に親族が受け取れる死亡保険だけではなく、ケガや病気などで入院した場合に受け取れる医療保険や、がん保険、学資保険、年金保険など、さまざまな商材があります。

◆治療をしてたら生命保険に加入できないの?

健康な人と持病がある人の保険料が同じ場合、持病のある人の方が多く給付金を受け取れる可能性があります。

なので、生命保険は契約時に健康状態や、過去の病歴を申告しなければなりません。

生命保険会社は健康状態に問題があると判断した場合は、引受不可もしくは一定の条件をつけて引き受けます。

ホルモン治療も同様で、すでに病院に受診をして治療を開始している場合は加入不可、あるいは保険料が高くなる可能性があります。

※ちなみに、もし契約時に嘘の内容を記入してしまった場合は、告知義務違反になってしまいます。告知義務違反をしてしまうと、契約が無効になってしまうので、正しく告知する必要があります。

◆医療保険に加入していれば、国内外問わず、手術をした際に給付金がもらえる!

生命保険に加入すると、多くの場合、死亡保険と医療保険に加入することになりますが、
医療保険に加入していれば、国内外問わず、手術をした際には手術給付金を。入院を伴う場合は、入院給付金をもらう事ができます。
FTMの方で戸籍変更を望む方であれば乳房切除、子宮卵巣摘出を行うことになると思いますが、どちらの手術も医療保険の対象になる為、給付金をもらう事ができます。

※ちなみに、僕は某大手ネット型保険に加入していましたが、2019年10月にタイで手術をした当時は海外手術は適用外でした。ですが、2019年12月から海外手術も適用に変更されたようです!僕は2ヶ月違いで受け取れませんでしたが、、(笑)

◆給付金っていくらもらえるの?

入院給付金は入院1日あたりいくらと決まっていますが、手術給付金は手術内容によりいくらと決まっています。

ただし、手術給付金は手術により金額が決まっているわけではなく、『倍率』が決まっています。
基本的には軽い手術より重い手術のほうが倍率が高くなっています。

たとえば、倍率が20倍の手術を受けた場合、入院日額5,000円で加入している人は、手術給付金は10万円(5,000円×20倍)となります。入院日額10,000円で加入している人は、手術給付金は20万円(10,000円×20倍)となります。

入院をともなう手術の場合には概ね20倍のケースが多く、例えば乳房切除をされた方で、入院給付金を1日5000円で加入されている方であれば、給付金として10万円を受け取れることになります。

※ちなみに、僕が加入している某大手ネット型保険は、手術給付金は一律10倍と決まっており、1日5000円の入院給付金で加入している場合は、一律5万円もらえる契約になっています。

◆給付金をもらうにはどんな手続きが必要?

国内外問わず、手術をした場合の手続き手順は同じです。

①生命保険会社に連絡し、必要書類を取り寄せる

手術が近づいたら生命保険会社に連絡をしましょう。「病名・入院日・退院(予定日)・手術日・手術名」などを伝えましょう。
事前に連絡して必要書類を取り寄せておくとスムーズです。
もし事前に連絡を忘れてしまっても、入院中でも申請可能ですが、海外オペの場合は必要書類を海外に送ってもらう必要が出てくる為、できれば事前に取り寄せておくことをオススメします。

②必要書類を記入し、生命保険会社に提出する

必要書類は会社によって異なりますが、海外オペの場合は英語で書かれた診断書や、病院の方に書いていただく書類などが必要な場合があります。
ガモン病院の場合は、日本語通訳の方が対応してくださるそうです。
必要書類を提出したら、あとは審査結果を待つのみです!

以上が解説になります。

加入している保険会社によって、またプランによって金額は異なりますが、審査が通れば10万〜30万くらいの給付金を受け取ることができます。

海外オペの場合にも適用されるので、将来的に戸籍変更まで考えている方は、治療をはじめる前に生命保険に加入を検討されてみてください◎
(中には海外手術は対象外になっている一部の保険会社もあるので、加入の前に内容をご確認ください)

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