トップバリュの薄切り芋けんぴ 1袋97円:植物油脂
(今まで、1回食べる分量が丁度いいので、結構買っていた。
改めて植物油脂を再度、調べてみました。
いいことはないとは知ってはいたんですが、
結果は変わりませんでした。)
2023年10月21日
原材料名/イオン株式会社
さつま芋(国産)、植物油脂、砂糖、オリゴ糖、食塩
植物油脂(なたね):
遺伝子組換え不分別(遺伝子組換えのものが含まれる可能性があります。)
植物油脂は「体にいいもの」と「危険な物」の2種類ある
植物油脂の代表的な存在として「サラダ油」がありますが、
サラダ油以外にも
「もやし油」や
「パーム油」(ポテトチップス、ファストフード、カップラーメン)
「菜種油」
「コーン油」
「米油」
があります。
香ばしい香りが特徴的な「ごま油」も植物油脂の一つです。
植物油脂は「植物油」と「植物脂」に分けられ、
それぞれ液体のものを油、固形のものを脂と言います。
また、2種類以上の食用植物油脂を調合「食用調合油」や、
食用植物油脂に香辛料や香料、
調味料などを加えた「香味食用油」などもあります。
後者はラー油や、ねぎ油など。
植物油脂が危険と言われている理由とは?
植物油脂が体に悪いという主張はほとんどが
「植物油を原料とする加工品」に言及していることがほとんどです。
ここでの加工品は
マーガリン、ショートニング、ファストスプレッド
などが挙げられます。
そして、
健康リスクがあると言われる原因は2つあります。
「トランス脂肪酸」と「遺伝子組み換え原料」です。
【植物油脂の健康リスク】トランス脂肪酸とは?
マーガリンやショートニングなどの植物油加工製品に関する
ネガティブ要素として第一に挙げられるのが、
その製造過程で「トランス脂肪酸」が発生することです。
トランス脂肪酸とは
「不飽和脂肪酸」の一種で、
日常的に摂取しすぎると、
心臓病のリスクが高まるという研究結果があります。
そのため、
「マーガリンなどの植物油加工品は体に悪い」
と言われるようになりました。
マーガリンやショートニングなどの原料である植物油は、
常温では液体状です。
それを、パンに塗ったりお菓子に練り込んだりしやすくするためには、
固形にする必要があります。
そこで、油に水素を添加することで物性を変え、
固形化または半固形化させるのですが、
その過程でトランス脂肪酸が発生します。
このトランス脂肪酸について、現在日本では特に規制がありませんが、
海外ではすでに摂取量や濃度などの数値を定めて制限する例があります。
世界の対応は、
アメリカ2018年6月から原則禁止
WHO2023年までに排除
と世界は動き始めていますが、
日本動脈硬化学会は、せめてトランス脂肪酸の量を表示するように
要望書を出していますが、国が変わる気配はありません。
(2020年現在)
このように実際に規制されている例があることも、
「植物油加工品は体に悪い」という主張を後押ししています。
ただ、最近ではこの主張に配慮して、
トランス脂肪酸の発生をできるだけ抑えた製品も
作られるようになってきました。
マーガリンなどのパッケージに、
「部分水素添加油脂不使用」
「トランス脂肪酸低減」
といった表示があるものがそれです。
購入する時は、確認してみるといいでしょう。
【植物油脂の健康リスク】遺伝子組み換え原料の使用の疑い
次に注目したいのは、
植物油加工製品には、
「遺伝子組み換え原料」が使われているのではないかという不安です。
というのも、実際にそういう例が過去にあったからです。
2016年、遺伝子組み換え技術で作られた添加物が使用された
植物油脂が輸入され、厚生労働省の定める安全性審査を受けないまま、
マーガリンやドレッシングなどに加工されるということがありました。
もちろん基本的には、遺伝子組み換え作物やそれを使用した加工品には
安全性審査が行われており、安全性が確認されたものについても
遺伝子組み換えの表示が法的に義務付けられています。
遺伝子組み換えは作物の品種改良のために行われますが、
遺伝子組み換えが行われたことによってアレルギーの原因になったり、
在来植物などの環境を脅かす可能性が指摘されています。
全ての遺伝子組み換え技術に当てはまるわけではありませんが、
そのようなことを懸念して
遺伝子組み換えが危険だと指摘する人が出てきたのです。
この「トランス脂肪酸」と「遺伝子組み換え原料」が
危険と言われる2つの主な要因と言えます。
【植物油脂の見分け方】原材料の表示を確認する
先ほど取り上げた通り心臓病のリスクが上がるトランス脂肪酸が多いのは、常温で液体状の「植物油」ではなく、常温でも個体を保つように
加工された「植物油脂」です。
原材料表示に
「食用精製加工油脂」
「マーガリン」
「ショートニング」
などの表示があるものを避ければ、トランス脂肪酸の摂取を抑えられます。
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