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トップバリュの薄切り芋けんぴ 1袋97円:植物油脂

(今まで、1回食べる分量が丁度いいので、結構買っていた。
改めて植物油脂を再度、調べてみました。
いいことはないとは知ってはいたんですが、
結果は変わりませんでした。)

2023年10月21日 

原材料名/イオン株式会社

さつま芋(国産)、植物油脂、砂糖、オリゴ糖、食塩
植物油脂(なたね):
遺伝子組換え不分別(遺伝子組換えのものが含まれる可能性があります。)


植物油脂は「体にいいもの」と「危険な物」の2種類ある

伊東 和子(いとう かずこ) テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」
更新日: 2020年12月18日
植物油脂とは?
植物から採取した油脂の総称
パーム油は、『アブラヤシ』の実から採れる油です。
ヤシと言えばココナッツを連想しがちで紛らわしいのですが、
同じヤシの木でもココヤシとは種類が違います。
アブラヤシは『ヤシの実洗剤』の原料でもあり、
食用だけでなく洗剤や化粧品にも使用されています。
日本で使用されているパーム油のほとんどは、
マレーシアとインドネシアから来ています。
パーム油は便利!
パーム油がここまで沢山使われているのには、ワケがあります。
それは、『固めても溶かしても使える万能な油』だからです。
固めて固体にして、
マーガリン、チョコレート、アイスクリームなどに入れると、
口どけなめらかな食感になります。
溶かして液体にした場合は、
ポテトチップス、カップラーメン、フライドポテトの揚げ油として使われます。
揚げ油にするメリットは、
酸化しにくく、サクッと仕上がるという特徴にあります。
このような理由から、食品メーカーにとって、
パーム油はとても使いやすい油なのです。
表示は「植物油脂」だけなので、お店でパーム油入りの製品を見分けられない。

植物油脂の代表的な存在として「サラダ油」がありますが、
サラダ油以外にも

「もやし油」や
「パーム油」(ポテトチップス、ファストフード、カップラーメン)
「菜種油」
「コーン油」
「米油」

があります。
香ばしい香りが特徴的な「ごま油」も植物油脂の一つです。

「サラダ油=植物性油はヘルシーで健康にいい」
――いまだにそう思っている人は多い。
しかし、「実はそれは大きな間違いだ」
と語るのは東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎氏だ。
「動物性脂肪を減らして植物油を使うとよい、
というのは過去の医療界の常識でした。
『リノール酸は必須脂肪酸であり、体によい』と、
サラダ油などの植物油メーカーは、
リノール酸を豊富に含むことを声高に喧伝してきました。
しかし実は、サラダ油に含まれるこのリノール酸の過剰摂取こそが、
心筋梗塞やアトピーをはじめとするアレルギー症状、うつ病、
さらにはがんなど様々な病気を引き起こす原因となっているのです」
リノール酸は
「必須脂肪酸」と呼ばれ、人間の体内では合成できないので、
食事によって摂取するしかない。
そのため以前はなるべく摂ったほうがいいとされた。
しかし現代では、逆に過剰摂取が
様々な病気を引き起こすことがわかっている。
サラダ油の原材料は、紅花(サフラワー)、ぶどう(グレープシード)、
大豆、ひまわり、綿実、菜種、ごま、米、とうもろこしの9種類で、
そのうちのいずれかが使われている。
それらすべてにリノール酸が含まれている。
さらにリノール酸を200℃前後に加熱すると
『ヒドロキシノネナール』という毒素が発生し、
これが脳内神経の死をもたらし、
アルツハイマー型認知症を引き起こすと言われている。
「植物油に多く含まれるオメガ6脂肪酸
(リノール酸やアラキドン酸)などを過剰に摂取していると、
体内に炎症が不必要に起きます。そのため高血圧症や糖尿病、
動脈硬化などの生活習慣病も起こりやすくなる。
また、オメガ6脂肪酸には血液を凝固させる作用があるので、
血液がドロドロになり、血管内に血の塊(血栓)ができ、
心筋梗塞や脳卒中を起こす危険性が高まります」
(前出の藤田氏)
日本脂質安全性協議会理事長の奥山治美氏も続ける。
「本来、人間に必要なリノール酸の量は9g前後と言われていますが、
このくらいの量は肉、卵、米、麦といった主食の中に含まれています。
ですから、あえて植物性油から摂る必要はないんです」
植物性油の中でもよく使われる菜種油(キャノーラ油)は、
リノール酸が少ないので、問題なさそうだが、
実は別の危険要素があるという。
白澤抗加齢医学研究所の白澤卓二氏が語る。
「キャノーラ油の原料となる菜種のほとんどは
カナダから輸入されていて、
その菜種は遺伝子組み換えされた品種が使用されています。
遺伝子組み換え作物を長年食べ続けたら、
細胞にどのような影響を及ぼすか分かっておらず、
安全とは言い切れません」
フランスのある実験では、
遺伝子組み換えトウモロコシを食べたラットに、
早期がんが発見されたという研究も報告されている。

植物油脂は「植物油」と「植物脂」に分けられ、
それぞれ液体のものを油、固形のものを脂と言います。

また、2種類以上の食用植物油脂を調合「食用調合油」や、
食用植物油脂に香辛料や香料、
調味料などを加えた「香味食用油」などもあります。
後者はラー油や、ねぎ油など。

植物油脂が危険と言われている理由とは?

植物油脂が体に悪いという主張はほとんどが
「植物油を原料とする加工品」に言及していることがほとんどです。

ここでの加工品は

マーガリン、ショートニング、ファストスプレッド


などが挙げられます。
そして、

健康リスクがあると言われる原因は2つあります。

トランス脂肪酸」と「遺伝子組み換え原料」です。

【植物油脂の健康リスク】トランス脂肪酸とは?

マーガリンやショートニングなどの植物油加工製品に関する
ネガティブ要素として第一に挙げられるのが、
その製造過程で「トランス脂肪酸」が発生することです。

トランス脂肪酸とは
「不飽和脂肪酸」の一種で、
日常的に摂取しすぎると、
心臓病のリスクが高まるという研究結果があります。

そのため、
「マーガリンなどの植物油加工品は体に悪い」
と言われるようになりました。

マーガリンやショートニングなどの原料である植物油は、
常温では液体状です。
それを、パンに塗ったりお菓子に練り込んだりしやすくするためには、
固形にする必要があります。
そこで、油に水素を添加することで物性を変え、
固形化または半固形化させるのですが、
その過程でトランス脂肪酸が発生します。

このトランス脂肪酸について、現在日本では特に規制がありませんが、
海外ではすでに摂取量や濃度などの数値を定めて制限する例があります。

世界の対応は、
アメリカ2018年6月から原則禁止
WHO2023年までに排除
と世界は動き始めていますが、
日本動脈硬化学会は、せめてトランス脂肪酸の量を表示するように
要望書を出していますが、国が変わる気配はありません。
(2020年現在)
このように実際に規制されている例があることも、
「植物油加工品は体に悪い」という主張を後押ししています。

トランス脂肪酸を含む部分的硬化油も、加工食品の場合
JAS法の対象外となり
複数の油が使用されているケースでも、
植物油脂と一括表示で済まされ
全体の5%未満の使用量である場合は
「その他」と表記できる抜け道が存在します。
実際にどのような油が使用されているか
不透明であり、消費者にはわかりづらい現状なのです。
トランス脂肪酸ゼロ表示でもあっても注意は必要

ただ、最近ではこの主張に配慮して、
トランス脂肪酸の発生をできるだけ抑えた製品も
作られるようになってきました。
マーガリンなどのパッケージに、
「部分水素添加油脂不使用」
「トランス脂肪酸低減」
といった表示があるものがそれです。
購入する時は、確認してみるといいでしょう。

【植物油脂の健康リスク】遺伝子組み換え原料の使用の疑い

次に注目したいのは、
植物油加工製品には、
「遺伝子組み換え原料」が使われているのではないかという不安です。
というのも、実際にそういう例が過去にあったからです。

2016年、遺伝子組み換え技術で作られた添加物が使用された
植物油脂が輸入され、厚生労働省の定める安全性審査を受けないまま、
マーガリンやドレッシングなどに加工されるということがありました。

もちろん基本的には、遺伝子組み換え作物やそれを使用した加工品には
安全性審査が行われており、安全性が確認されたものについても
遺伝子組み換えの表示が法的に義務付けられています。

遺伝子組み換えは作物の品種改良のために行われますが、
遺伝子組み換えが行われたことによってアレルギーの原因になったり、
在来植物などの環境を脅かす可能性が指摘されています。

全ての遺伝子組み換え技術に当てはまるわけではありませんが、
そのようなことを懸念して
遺伝子組み換えが危険だと指摘する人が出てきたのです。

この「トランス脂肪酸」と「遺伝子組み換え原料」が
危険と言われる2つの主な要因と言えます。

【植物油脂の見分け方】原材料の表示を確認する

先ほど取り上げた通り心臓病のリスクが上がるトランス脂肪酸が多いのは、常温で液体状の「植物油」ではなく、常温でも個体を保つように
加工された「植物油脂」です。

原材料表示に
「食用精製加工油脂」
「マーガリン」
「ショートニング」
などの表示があるものを避ければ、トランス脂肪酸の摂取を抑えられます。




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