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米国は膨れ上がる債務の「死のスパイラル」に直面している-ナシーム・タレブ

午前8:48 · 2024年1月31日  
https://www.rt.com/business/591556-us-debt-death-spiral-nassim-taleb/

·問題を逆転させることができるのは「奇跡」だけだ、
と高名な経済学者は信じている

ブルームバーグが引用したように、
急成長する米国の債務の山は、
"奇跡"だけが国を救い出すことができる"死のスパイラル"に似ている、
と経済学者で「ブラックスワン」の著者であるナシム・タレブは
月曜日のビジネスイベントで述べた。

タレブは、
拡大する米国の債務負担を「ホワイトスワン」と定義し、
これは「ブラックスワン」イベントよりも予測可能性が高く、
確率の高いリスクイベントを意味し、
完全に予期せぬ出来事を表す比喩です。

「議会が債務上限を延長し、
正しいことをした結果を恐れて取引を続ける限り、
それが政治システムの政治構造であり、
最終的には債務スパイラルに陥るだろう」
タレブは言った。
「借金のスパイラルは死のスパイラルのようなものです」

今週初め、
ジャネット・イエレン米財務長官は、
米国の公的債務の絶対水準は
「恐ろしい数字」に見えると述べた。

米国政府の連邦債務は、
12月末に史上初めて34兆ドルを突破しました。
現在、平均的なアメリカ人の3人家族で約102,000ドルになります。
2023年だけでも、4兆ドル以上増加しました。

元貿易商で、
経済学に関するベストセラー本を何冊か出版したことで知られる
タレブ氏によると、
ホワイトスワンには、
米国の財政赤字と、
例年よりもショックに対して脆弱になっている
米国経済の両方が含まれる。
彼は、このような脆弱性を
グローバリゼーションの特徴と呼び、
1つの地域の問題が世界中に跳ね返る可能性があると述べました。

アメリカの「債務スパイラル」がどう展開しうるのかと問われると、
タレブは
「外部から何かが入ってくるか、
あるいは何らかの奇跡が必要だ」と述べ、
このことが
「西側世界の政治システム全体について、
ある種の悲観感を抱かせる」
と付け加えた。

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