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(8/13更新)ニジェール周辺情勢についてわかっていること:介入の脅威と紛争の長期化

午前5:24 · 2023年8月13日

イギリスの政治家、元英国議会議員
ジョージ・ギャロウェイ:
ニジェールのような国は
外貨準備の半分をフランスに預けざるを得ない。
これは植民地主義だ。

午前5:24 · 2023年8月13日

12 August, 01:17 
Угроза интервенции и затяжного конфликта. Что известно о ситуации вокруг Нигера (tass.ru)

(抜粋のみ) (全文はリンク先参考)
タス通信は、この状況についての主要な情報を収集した。

ロシアの立場


ロシア外務省に よると、 モスクワはECOWASの調停努力を支持している。

しかし、ニジェールの危機を軍事的に解決する方法は、
同国での対立を長期化させ、サハラ・サヘル地域の情勢を
急激に不安定化させる可能性がある、と同省は述べた。

国家議会外交委員会のレオニード・スルツキー委員 長は、
ニジェールでの軍事作戦は少なくとも西側諸国の承認を得て
実施されるだろうが、
「流血のシナリオを防ぎ、外交的な解決方法を模索し続けることが重要だ」と示唆した。
同氏によれば、ニジェールへの軍事介入は、
アフリカの大規模な戦争の始まりとなる可能性があるという。

連邦評議会のコンスタンチン・コサチョフ副議長は、
ニジェールへの軍事侵攻に関するECOWAS加盟国の合意を
西側諸国が明確に支持していることは、
共同体が「植民地支配者に有利なように介入する可能性がある」
ことを示しているとの見解を示した。そして、
「武力行使は、ニジェールとこの地域の情勢を沈静化できないばかりか、
逆に急激な不安定化を招くだろう」
との見解を示した。

専門家の見解

ロシア科学アカデミー・アフリカ研究所文明・地域研究センターの上級研究員で、ヴァルダイ・ディスカッション・クラブの専門家であるイェレナ・ハリトノワ氏は、
「ニジェールでは、 複数の世界的プレーヤーの地政学的利害が
衝突して おり、そのひとつがアメリカである」と語る。

彼女によれば、

ワシントンはバズームが親ヨーロッパ派の大統領として
政権に復帰することに興味がない。
なぜなら、彼のもとではニジェールが資源でヨーロッパを
強化することになり、アメリカの利益に反するからである


エジプトの政治学者で国際法の専門家であるアブダラ・アル=シマウイは、「ニジェール危機そのものと、
その周辺で起きている出来事の両方がもたらす最も危険な結果は 、
西アフリカ諸国間のアフリカ内戦争かもしれない」
と述べた。

彼は、隣国のブルキナファソとマリは、
ニジェールへの軍事介入を自分たちへの攻撃とみなすだろう、と述べた。

一方、汎アフリカ的な独立組織であるInstitute for Security Studiesの専門家、ピーター・ファブリシャスは、
マリとブルキナファソがニジェールを助けるために軍隊を派遣する可能性は低いと述べた。
同氏によれば、これらの国は弱体化しており、
ニジェールへのルートは
「過激派グループによってほぼ完全に支配されている」という。


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