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NATO、初めてウクライナの領土割譲の可能性を示唆

THURSDAY, AUG 17, 2023 - 03:00 PM Authored by Dave DeCamp
NATO Suggests For First Time Ukraine Could Cede Territory | ZeroHedge

NATOの高官が、
ウクライナが西側軍事同盟への加盟と引き換えに
ロシアに領土を割譲する可能性を示唆した。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長の首席補佐官を務める
スティアン・イェンセン氏の発言で、
ノルウェーの新聞『VG』が報じた。
「私は、ウクライナが領土を放棄し、
その見返りとしてNATO加盟を得ることが解決策になりうると思う」
と彼は語り、いつ、どのような条件で交渉するかは
ウクライナ次第だと付け加えた。

Stian Jenssen (right), chief of staff for NATO Secretary-General Jens Stoltenberg.

イェンセン氏によれば、
戦争後のウクライナの地位問題は同盟内で議論されており、
キエフが領土を割譲する可能性を指摘する国もあるという。
この発言は、ウクライナの反攻が失速し、
西側政府高官もそれが成功する可能性は極めて低い
と認めている中でのものだ。

NATO高官が
ウクライナがロシアに領土を割譲しなければならない可能性を
示唆したのは、このコメントが初めてである。

アメリカとNATOは、ウクライナの和平要求を支持している。
その要求とは、ロシアが侵攻以来占領したすべての領土から撤退し、
2014年以来ロシアが支配しているクリミアを放棄することである。

イェンセンの提案は、ウクライナからの鋭い反発を招いた:

「NATOの傘と領土を交換する?
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領の側近である
ミハイロ・ポドリャク氏は、
「それは、民主主義の敗北を意図的に選択し、世界的な犯罪者を助長し、
ロシアの体制を維持し、国際法を破壊し、
戦争を他の世代に引き継ぐことを意味する」
とXに書き込んだ。

ポドリャク氏は、
ロシアのプーチン大統領が敗北した場合のみ、戦争は終結すると述べた。「プーチンが大敗を喫し、ロシアの政治体制が変化せず、
戦争犯罪者が処罰されなければ、
戦争は間違いなくロシアの欲望とともに再発する。

ウクライナ侵攻の主な動機のひとつが
キエフのNATOとの連携であったため、
ロシアは
戦争を煽り続けることができる限り、
ウクライナがNATOに加盟するような戦後の和解には応じないだろう。

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