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クレムリン、初めてアメリカを「敵」と呼ぶ

2024年06月05日(水) 
https://www.rt.com/russia/598772-peskov-us-russia-enemy/

クレムリン報道官 ドミトリー・ペスコフ

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、
火曜日の記者会見で、
アメリカ合州国を「敵」と呼び、
両国間のレトリックが明らかに硬化しているように見えた。

報道官は以前、
ウラジーミル・プーチン大統領だけが
そのような決定を下すことができる
と主張していたため、
この言葉の使用が公式の政策変更を示すかどうかは不明のままである。

元アメリカ海兵隊員で、国連兵器査察官で、
RT寄稿者スコット・リッターのサンクトペテルブルク訪問を
ワシントンが拒否したことは、
"アメリカ国民がロシア連邦と交流するのを阻止しようとする
過激なキャンペーンの最新の現れ"であり、
それが彼の元諜報機関の地位と何らかの形で関係しているのであれば、
それは"理解できる"と、
ペスコフは火曜日にジャーナリストに語った。

「我々は今や彼らにとって敵国だ。
彼らが我々にとって敵であるのと同じように」
ペスコフ報道官は、
元諜報員、特に「敵対国」への渡航に適用される制限は
世界中で一般的であることを認めながら、述べた。

クレムリンは以前、
ウクライナを支援し、
武装し、
モスクワに制裁を課した米国や他の西側諸国を
「非友好国」または「敵対国」と呼んでいた。

この表現の変化は、
キエフが、
アメリカがウクライナ領土とみなす範囲を超えて、
ロシア国内の標的に対して、
アメリカが供給した兵器を使用するのを許す
というワシントンの決定に続くものだ。

続きを読む: プーチンはロシアの本当の敵を名指し

3月、ペスコフ報道官は、
プーチン大統領を侮辱する米政府高官には
モスクワが反対しているが、
ロシアには概して「反米感情はない」と述べた。
彼は「遅かれ早かれ、アメリカとロシアの国民は
敵ではないという認識がやがて来るだろう」
という希望を表明した。

プーチン大統領は1月、
西側諸国のエリートがロシアの真の敵であり、
ウクライナは彼らの手中にある単なる道具に過ぎないと述べた。

"重要なのは、連中が我々の敵を助けているということではなく、
連中が我々の敵だということだ"
とロシア大統領は述べ、
モスクワとキエフ間の紛争は、
ロシアに"戦略的敗北"を負わせようとしている
欧米エリートによって画策されたと主張した。

先月、プーチン大統領は
「西側社会全体が我々の敵のために働いており、
ロシアが現在の形で存在しなくなることを夢見ている」
と繰り返したが、
特定の西側諸国に「敵」の烙印を押すまでには至らなかった。

現在、ロシア安全保障会議の副議長を務める
ドミトリー・メドベージェフ元ロシア大統領や、
他の何人かのタカ派高官は、過去2年間、
モスクワの敵を繰り返し「敵」と決めつけてきたが、
ペスコフ報道官は以前、
プーチン大統領だけが
「ロシアの公式外交政策の立場を策定し、表明できる
と述べていた

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