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【これだけは避けたい添加物】酸化防止剤は体に悪い? BHT BHA 亜硫酸ナトリウム

2023年10月18日(2022年11月11日2022年11月14日) 管理栄養士みのり
https://www.mutenka-mama.com/additive-antioxidant/

食品の劣化を防ぎ、
酸化の悪影響を最小限にする食品添加物の「酸化防止剤」。
特に、空気に触れることで風味や品質を損ないやすい
油脂類には酸化防止剤の存在は欠かせません。
様々な食品に使用されている酸化防止剤の安全性が気になりますよね。

酸化した食品を口にすると、
胸焼けや胃もたれなどの諸症状を引き起こすことがあります。
このような悪影響を防ぐのに優れているのが酸化防止剤です。

添加された物質が食品よりも先に酸素と結合して酸化するため、
酸化防止剤としての役割を果たします。

食品添加物として認定されている酸化防止剤には、
ビタミンCやビタミンE、カテキンなどがあります。
これらは比較的安全性が高いとされていますが、
安全性に疑問があり体に悪いとされているものがあります。

体に悪い酸化防止剤は、
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)と
ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、そして
亜硫酸塩の3つです。

体に悪い酸化防止剤
①ブチルヒドロキシアニソール(BHA)

主な使用食品
油脂・バター・干物・魚介塩蔵品・乾燥の裏ごしいも・魚介冷凍品など

1954年に食品添加物に認可されたブチルヒドロキシアニソール(BHA)は、物質に染みわたりやすいため、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)と同等、またはそれ以上の酸化防止効果があるとされています。

煮干しや油脂など、
様々な食品の酸化防止剤として添加されているBHAは、
女性ホルモン作用があることがイギリスで1995年に行われた調査から
明らかになっています。

女性ホルモン作用のあるBHAは、
内分泌かく乱物質であるため胎児への悪影響が懸念されています。

さらに、1982年にラットの前胃に発がん性があることが報告されています。

その報告を受けて
FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)が、
BHAの安全性について再検討を行っています。

結局、BHAのがん癌性はラットの前胃に限定的で人間には前胃がないため、安全と結論付けられ、現在多くの食品や医薬品などに使用されています。

BHAの発がん性はJECFAによって否定されましたが、
女性ホルモン作用があることは事実です。

参考文献
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1519124/
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/dev.420070411

体に悪い酸化防止剤
②ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)

主な使用食品
油脂、バター、干物、魚介冷凍品、板状のガムなど

1956年に食品添加物に認可されたブチルヒドロキシトルエン(BHT)は、
クエン酸及びアスコルビン酸といった、
他の酸化防止剤と併用されることが多くなっています。

脂溶性であるため、ビタミンCなどの水溶性酸化防止剤に比べて
安定性が優れているのが特徴です。

1974年に公開された論文によると、
動物実験でBHA又はBHTを添加した飼料で
妊娠マウスと生まれた子どものマウスを育て、
子供マウスの行動異常を調べた結果、
BHTは子どものマウスに学習の無獲得、帰巣反応の低下、
隔離による攻撃性の誘導などを認めました。

参考文献
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/shokuten/sankaboshizai.html
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/dev.420070411file:///C:/Users/ayumu/Downloads/cho20120030001_015.pdf

体に悪い酸化防止剤
③亜硫酸Na(亜硫酸ナトリウム)

主な使用食品
ドライフルーツ、かんぴょう、エビなど

亜硫酸Na(亜硫酸ナトリウム)は、他の成分よりも先に酸素と結合します。

酸素と結合しやすい亜硫酸Naの特徴を利用して、
食品の酸化防止と漂白の目的で添加されています。

亜硫酸Naは、人間が4gを口にすると中毒症状が現れます。

うさぎの飼料に亜硫酸Naを与えた実験では、
胃に出血がみられたというデータがあります。

酸化防止剤の危険性と体への影響

BHAやBHTの酸化防止剤の危険性は、
女性ホルモン作用を持つため内分泌を攪乱させる可能性があることです。

健康な大人に限らず妊娠中の方や、子どもが
ビタミン剤を補助的に飲むことがありますが、
ビタミン剤には酸化防止目的でBHAやBHTが
添加されている場合があります。

BHAは、妊娠中の女性が摂取することによって
胎児に悪影響が出る可能性が指摘されています。

その危険性から、薬害防止を目的とするNGO団体によって
厚生労働省や製薬協会に対して
BHAとBHTの添加量の基準値を策定する要望書が提出されています。

危険性が不安な酸化防止剤がある一方、
安全性が確立されている酸化防止剤もあります。

安全な酸化防止剤の例として、ビタミンCが有名です。

酸化防止剤(ビタミンC)は大丈夫?添加物のビタミンCの安全性を解説

https://www.mutenka-mama.com/baby-drink-antioxidant/

気にするべきは、酸化によって味や風味が損なわれてしまい、
本来の食品の味や見た目と変わってしまうことです。

切ったりんごをレモン水につけると変色しないのは有名ですね。
それは、レモンに含まれるビタミンCが変色を防いでいるからです。
普段から何気なく行っている料理工程にも酸化防止剤としての
レモン(ビタミンC)が使われています。

このように、変色を防ぐために使用されるレモンは、
酸化防止目的となり、
食品表示としては
酸化防止剤のビタミンCとなります。

添加物として入っているビタミンCは人工的に作られたもので、
野菜やフルーツに含まれている天然のビタミンCとは違います。

日本で使われているビタミンCは、
「L-アスコルビン酸」とも呼ばれます。
実は、この大半は中国産だということをご存じでしょうか。
食品添加物(酸化防止剤)として、緑茶などのペットボトル飲料にも
使われています。
ビタミンCに限らず、中国産の食品添加物が劣悪であることは
周知の事実ですが、それは副産物である不純物が多いからです。
つまり、ビタミンCを合成してつくり出す時に、
ほかの物質も化学合成され、それが多量に含有されているのです。
もちろん、合成されたビタミンCそのものの質も劣悪です。

引用元:Business Journal

ビタミンCはL-アスコルビン酸とも呼ばれ、
その多くが中国で生産されています。

中国産の食品添加物は質が悪いといわれており、
生産過程で不純物が多く、成分に不安が残ります。

また、添加物であるビタミンCの原料のほとんどは
遺伝子組み換えのトウモロコシやじゃがいもです。

添加物のビタミンCの安全性

水溶性であるビタミンCは、
体内で蓄積されずに余った分は尿中に排出されます。
一方で、

酸化防止剤の原料となるじゃがいも
やとうもろこしは、
遺伝子組換えされたものが使用されています。

遺伝子組み換え食品は安全性が高いと認められていますが、
一部消費者からは子や孫世代に及ぼす影響や生態系へ及ぼす影響が
懸念されていることも事実です。

参考文献
https://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-tuuchi-l_calciumascorbate.pdf
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/anzenka/attach/pdf/GM1-1.pdf

さらに、

安息香酸Naが
ビタミンCと反応すると、
ベンゼンに変化する。

このベンゼンは発がん性があるという。

「ベンゼンはなかなか壊れないため、
体内で異物となってぐるぐる巡り、
特に造血器官である骨髄に悪影響をもたらして白血病を
起こすと考えられている

引用元:東洋経済

ビタミンCも安息香酸ナトリウムも
ジュースだけではなく多くの食品に添加されているので、
複数の添加物を摂取する場合は気をつけた方がよいでしょう。

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