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逆イールドにM2マネーサプライ、100年ぶりの異常シグナル!

2023年3月18日 

世界大恐慌の本番はこれからだ!

逆イールドにM2マネーサプライ、100年ぶりの異常シグナル!
利下げ開始から真の暴落がやって来る

先週の金融相場はSVB(シリコンバレー銀行)の経営破綻や
クレディ・スイスの経営不振で大きな下落となりましたが、
この下落は世界大恐慌の序章に過ぎません。
アメリカの国債市場では短期金利が長期金利の水準を上回る逆イールド現象が発生し、この数日間で急激な金利低下から一気に逆イールド現象が解消されようとしています。
逆イールドが解消された後にはほぼ確実にリセッション(景気後退)が到来していることから、今回も同じように数ヶ月から数年以内に景気後退の本番が到来する可能性が高いです。

そして、これを裏付けているもう一つのデータが通貨の量を示している
「M2マネーサプライ」、なんと世界大恐慌を超えるような勢いで急激に減少しています。
前年比でマイナス2%を記録し、
マイナスに転落したのは実に100年ぶりです。

その100年前が第二次世界大戦前に発生した世界大恐慌のことで、
通貨の量を示しているマネーサプライが一度でもマイナスに落ちてしまうと、そこから経済を立て直すのは非常に難しいと言えるでしょう。

このような経済崩壊の引き金となったのは新型コロナウイルスの感染拡大と物価上昇を抑制するために行われた記録的な利上げ政策で、
コロナ対策として世界各国が大規模な金融緩和を行った結果、
インフレの加速が悪化して利上げをするしかない状態になり、
それによって銀行の経営不振が拡大。

SVBやクレディ・スイスの経営問題は氷山の一角に過ぎず、
これから更に複数の金融機関で同じような騒動が起きることになる
はずです。
本当の危機はその後にやって来ると考えられ、
政府や中央銀行が利上げ政策を見直して、利下げに転換した時期に
なって本番の大暴落が来ることになると予想されます。

つまり、ここから本番が来るまで数カ月程度のタイムラグがあると言え、
今の暴落でさえ序章に過ぎないということです。


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