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リンジー・グラハム、ゼレンスキーと会談 - ウクライナ戦争は「これまで使った中で最高のお金」と発言

SUNDAY, MAY 28, 2023 - 07:55 AM 
Lindsay Graham Meets With Zelensky - Says Ukraine War 'Best Money We've Ever Spent' | ZeroHedge

リンゼー・グラム Lindsey Olin Graham
彼の家族はスコットランド系アイルランド人の子孫

ブッシュ時代のネオコンの残党であるリンゼイ・グラハムは、
この1年、忙しい蜂のような存在であった。
ロシアとの戦争が始まってから少なくとも3回はウクライナを訪問し、
プーチンの暗殺を要求し、米国がロシアの飛行機を直接攻撃することを
求め、さらには米国が中国と戦うために台湾に軍隊を駐留させることを
要求しているのである。
共和党を名乗る政治家の中には、
多くの保守派や穏健派の意思を代弁していない人が
確かに存在することを物語っている。

グラハムのウクライナ指導者ヴォロディミル・ゼレンスキーとの
最新の訪問は、広く知られている。
大統領府のトップであるアンドリー・イェルマクは、
効果的にドラマチックなピアノ音楽を挟みながら、会談の映像を公開した:

"超党派の支援 "という概念を打ち出し、
グラハムはウクライナにおける米国の取り組みは
"The best money we've ever spent "と言って拍手喝采しています。
議会は2022年だけで1130億ドル以上の資金をウクライナに承認し、
そのうちの約6割がウクライナ軍に向けられたという。

ゼレンスキーは会談で再び長距離兵器と防空システムを求めたが、
これはロシアのミサイルやドローンによる砲撃が、
ウクライナ側が認めている以上に効果的であることを示している
のかもしれない。
最近、キエフのパトリオット・ミサイル・バッテリーが破壊されたことは、ロシアの極超音速兵器に対抗するには現在の防空体制が十分でないことを
示唆している。

討論の全記録は入手できないが、
ワグナー・グループに関する報道もあった。
ウクライナ検事総長のアンドリー・コスチンによると、
「ウクライナ国内外におけるワグナーグループの犯罪行為に対抗するための共同作業の継続」などが話題となった。
ワグナーグループがバクムートでNATOが訓練したウクライナ軍を
撃破することに成功した後でも、リンジー・グラハムは
「ロシア軍は終わった」と示唆している。

このような早合点は、
NATOがクリミアはおろかドンバス地方の領土を取り戻す可能性について、ウクライナに誤った希望を与えているのではないかと思わせる。
また、グラハムの言う超党派の米国支持というのは、
世論調査で政治的に賛否両論があることを考えると不思議である。

ウクライナへの援助に対するアメリカの熱意は、
メディアが言うほど広くはなく、
かつてジョー・バイデンが主張したように、
ウクライナの旗が高く掲げられた通りはアメリカにはない。
しかし、民主党の間では、戦争行為に対する盲目的な熱意が
より大きな幅を持っていた。
これが変わりつつある

世論調査では、
左派でも支持率が著しく低下しており、
米国の軍事的関与という考え方は非常に不人気になっている。
ジョージ・ブッシュ、リンジー・グラハム、バラク・オバマのような人々の指揮の下、イラク、アフガニスタン、シリアを含む多くの国で
約20年間戦い続けた結果、
アメリカ人は戦争タカ派にむしろ飽きてきている。

ウクライナの場合、政治力学が逆転したようで、
民主党は戦争党になり、保守派は参戦に大きく反対している。
今回のリンジー・グラハムのような会談は、
外交と紛争終結を目指すべきところを、
空威張りして戦争を引き延ばすためのものなのだろう

しかし、その終着点はどこにあるのだろうか。
グラハムの思い通りになれば、必然的に第三次世界大戦が起こるだろう。

ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領、
2016年12月30日、ヤロスラフ王子の勲章をグラハムに贈呈
Taiwan's President Tsai Ing-wen
meets with senators Graham and McCain, June 2016
John McCain and Lindsey Graham,
along with Lt. Gen. Richard P. Mills,
in Afghanistan, 2010

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