米国経済は負債まみれ 世界中がそのツケを払わされている
2024年09月07日(土)
BRICSはいわゆる「脱ドル化」と呼ばれる目標を掲げ、
下位システム特有の欠点のないグローバルな金融システムを
構築しようとしている。
ロシア科学アカデミー経済研究所アジアロシア戦略センターの
ゲオルギー・トロラヤ所長が、東方経済フォーラムでこのように語った。
トロラヤ所長によると、ドルを基軸としたシステムは何よりもまず、75年前に米国が世界にかけた「金融的圧力」であると述べた。
北極海航路プロジェクトで日本との協力用意あり=露国営企業社長
北極海航路のインフラ整備を担う露国営原子力企業「ロスアトム」の
リハチョフ社長は、ウラジオストクで開催中の東方経済フォーラムで
登壇したなかで、航路開発で日本と協力する用意があると表明した。
「我々は各国政府と常に協働しており、
接触や計画の透明性の実現にオープンだ。
日本のパートナーとも、彼らの動きに合わせて協力を進める用意がある」
また、北極海航路には様々な国が協力に関心を示していると指摘した。
一方、このルートが世界物流の「大動脈」となり、
魅力的な国際航路になるには、
多くのことを行う必要があるとも指摘した。
北極海航路は、
日本などアジアと欧州を最短経路で結ぶ航路。
インド洋・スエズ運河経由の従来のルートと比べ、
燃料が節約できるほか、
海賊のリスクもないことなどから注目されている。
毎年恒例の東方経済フォーラム2024(EEF2024)は
9月3~6日、ウラジオストクの極東連邦大学で開催。
今年のメインテーマは「極東2030・力を合わせて可能性を創出しよう」で、76の国と地域から6000人以上が参加する。