アラフォーを自覚して、歳をとるのはやっぱり楽しいと思った

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先日36歳になった。さすがにもう若者ではないなという自覚が芽生えたし、この「1年の短さ」が加速する感じ、もうあっという間に死ぬな、という感覚がある。100歳までは生きるつもりだけど。

20代の頃に比べると、性欲や物欲は確実に減ってきているのを感じる。おかげで自分が本当に欲しいものがわかってきた。そして余計な欲望に振り回されなくなってきた。

逆に昔は全然興味なかった旅とかに興味がでてきた。どうやら「感動」のハードルが下がり、シンプルに「美しい景色」とかに感動してしまうようになったかららしい。感動できる対象が増えたので人生が楽しい。

身体に無理が効かなくなり、できないことが増えた。でも選択肢が絞られ、日々、自分がやるべきことを選ぶのが楽になった。

そして自分に残ったものに改めて向き合ったとき、それらひとつひとつが、一生かかっても掘り尽くせないくらい深い世界をもっているということに気づき、愕然としてしまった。

「これは一人で掘ってる場合じゃねぇ……」と、途端に「歴史」の重要性に思いを馳せるようになった。

人間一人の人生は一瞬だが、幸い、先人が残してくれた膨大な智慧がこの世界には残っている。

自分が一生懸命考えて、経験して得た気づきも、2500年くらい前に人類はとっくに気づいている。

歴史を学ぶと、自分は新しいことなんて何一つ生み出していないことに気づかされる。自分がとてもちっぽけな存在のように思わさせられる。20代の頃は、自分が何者でもないことを突きつけられているようで、歴史を学ぶことを避けていたように思う。

しかし今は、承認欲求がおさまってきたというのもあるのか、自分自身の名を残すよりもまず、現代思想の最先端に追いつきたいという欲求のほうが強い。


人類の紡いできた歴史の流れに乗って、一緒に考えを進めていきたいと思う。そうすればもしかしたら、ほんの少しでもなにか「新しさ」をこの世界に残せるかもしれない。

でも別に残せなくてもいい。同じ時代をみんなと気持ちよく過ごせればそれで十分かな、と思っている。

ただただ、道中を楽しみたい。


コロナで外出や人に会う機会が極端に減っているせいか、最近だいぶ達観した思考になってきてるなーと思う。

忙しくなってきたらどうせまた卑近なことで頭を悩ませることになるんだろうから、今はそんな思考を楽しみたいと思っている。

読みたい本がたくさんあります。