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#読書メモ_3『創造的脱力』

主にYouTubeでいつも拝見している若新さんの著書。本書は若新さんが2014年前後に行っていた「鯖江市役所JK課」「ゆるい就職」「NEET株式会社」などの取り組みについて書かれたもの。恥ずかしながら、本書を読むまではこういったいろいろなことをされているとは知らなかった。面白くて、一気に読んでしまった。

いちばんに思ったのは、やっぱり、レベルははるかに違っても、自分と同じようなことを感じる人は世の中にいるんだなと感じ、嬉しかった。最近、今後の生活について自分が考えていることと繋がるところがあって、それでいい、と背中を押してもらえるような感じがした。若新さんが茶髪なのはV系バンドが好きだからとのこと。やっぱりそうだったのか。シンパシーを(勝手に)感じる。

自分にとって大切なもの、自分はこのためにこそ生きるのだという価値をしっかり持って生活していきたい。地に足をつけながらも、失敗を恐れずに、自分の考えていることを追求していきたいと思う。というか、たくさん失敗していこうと思う。一方で、自分とは違う価値観や考えに対して、表面上は理解を示すふりをしながら見下したり、耳を閉ざしたりしないようにせねばならないと思う。此処こそが難しくて、大切なことだと感じる。

本書に通底しているメッセージとして

  1. その人の持つ属性などから離れ、お互いを認め合って敬意をもって接すること

  2. 面倒くさいことや嫌なことも含めた、コミュニケーションにおける喜怒哀楽のプロセスを共有すること

ということが言えるかなと思った。しかし、これら以外にも新しい発見や学びになることがとってもたくさんあって、たくさん線を引いた。長いことアマゾンの欲しいものリストに入れたまま放置していたが、買って読んでよかった。


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