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11月は苦手という話

毎年11月になると物凄く死にたくなる。
日照時間が短くなり、気温が下がることが一番の要因だと思う。
人身事故も多いし、今年はコロナの影響で私のように死にたくなる人が増えているかもしれない。
2年前の11月は真剣に死ぬことを考えて自殺の方法を考えた。結論は「ダムに飛び込む」だった。それが1番確実に死ねそうで、あまり迷惑をかけなさそうな気がした。まだ、どのダムが1番死ぬのに適しているかは検証していないが。
今年の11月も私にいつも通り憂鬱な気分を運んできたが、今年中に死ぬ予定は今のところない。近々に死ぬとしても年内に母に親孝行をして、会社を辞めて海外を放浪して、ある程度形になった小説を作り上げるまでは死にたくないと思っている。
それでも11月はどこか死を感じさせる。無気力になるし、暗い気持ちになる。
樹木の緑は枯れ、口から出る息が白くなる。
肌は乾燥して、静電気がよく起こる。
17時過ぎには真っ暗になり、寒々しい夜が長い。
来年の11月に私は会社を辞めて日本を抜け出せているのだろうか。

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