事業再開枠でエアコンが無料！？【小規模事業者持続化補助金】

コロナ特別対応型には事業再開枠が設けられ、事業を再開するために必要となる経費を補助金で賄うというものになっています。

一般的に対象となるのが、消毒設備や清掃の外注、換気設備の購入、施工やポスター・チラシの外注、印刷費（感染防止を呼びかけるものに限ります。）等になり、上限50万円を上乗せするというものです。ただし、特例事業者は上限が100万円になる可能性もありますので、自分がどの分類に属するのかをしっかり確認しましょう。

事業再開枠に関しては、

①使用目的が本事業の遂行に必要なものと明確に特定できる経費

②2020年5月14日以降に発生し、

対象期間内に支払い、使用等が完了した経費

③証拠資料等によって支払い金額が確認できる経費

の3つの条件を満たしたものしか補助金を申請できなくなっています。

（詳しくは、小規模事業者持続化補助金の公募要領をご覧ください。）

経費内容としては、

・消毒費用

（消毒剤の噴射装置、オゾン発生装置、紫外線照射装置の購入費、消毒作業の外注費、消毒液・アルコール液の購入費）

・マスク費用

（マスク、ゴーグル、フェイスシールド、ヘアネットの購入費）

・清掃費用

（清掃作業の外注費、手袋、ゴミ袋、石鹸、洗浄剤、漂白剤の購入費）

・飛沫対策費用

（アクリル板、透明ビニールシート、防護スクリーン、フロアマーカーの購入費、施工費）

・換気費用

（換気扇、空気清浄機の購入費）

・その他の衛生管理費用

（ユニホームのクリーニング外注、トイレ用ペーパータオル、使い捨てアメニティ用品の購入、従業員指導等のための専門家活用費、体温計、サーモスカメラ、キーレスシステム、インターホン、コイントレー、携帯用アルコール検知器の購入費）

・PR費用

（ポスター、チラシの外注・印刷費）

の7つに大きく分けれられており、どの項目かに当てはまれば申請が可能となります。

事業再開枠　取組計画書を書くにあたり、気をつけなければならないことは、自分がどのような商品・商材を使ってどのように感染拡大を防止するかをしっかり明記しなくてはなりません。さらに、様式2の経費明細書と見比べて、自分が申請可能な額を利用しているかをしっかり上限チェック表に記入して確認をしてください。簡単なことと思われがちですが、様式2の金額が間違っていないかをしっかり確認し、提出しましょう。

次に、当社が実際に申請を行なってきた商品例をご紹介したいと思います。

・パーテーションの設置

　顧客の間隔を開け、飛沫感染を防止することが大きな目的です。居酒屋等の飲酒を伴う飲食店はお酒が入ると大きな声や会話が増えることからパーテーションを導入する方が多くいらっしゃいました。

・加湿機能付き空気清浄機の導入

　空気清浄機付きの加湿器を導入することで、空気が乾燥しているとウイルスが活発化しやすくなります。しかし、多湿状態なるとカビが繁殖しやすくなるため、加湿器を使って適切と言われている湿度約50％に保ち、ウイルスの活性化を抑えます。さらに乾燥した空気はフィルターによって除菌された後、たっぷり水を含んだ後、湿度を含んだ清潔な空気となって送り出されるため、空気をきれいにしながら、加湿もできるということもあり、申請される方がいらっしゃいました。

・空気清浄機能付きエアコンの導入

　ある飲食店では、ナノイーXというウイルス除去や空気清浄機能のついたエアコンを導入されました。高濃度のナノイーXを空気中の水に高電圧を加えることで生成される微粒子イオンや空気中の汚染物質の働きを制御するOHラジカルを含んでおり、様々な有害物質を制御します。自然の水から生成されるため、人体にも優しい健康イオンです。さらに、運転が終了するたびに自動で内部をきれいに洗浄してくれるので、飲食店ではエアコンのお手入れが大変なので、手間が軽減されます。

・光触媒『Dr.OHNO』 の施工

　　今回の申請で最も多かったのが、この次世代光触媒コーティングの『Dr.OHNO PREMIUM』という商品で、壁や天井に施工することができ、光が当たるたびにウイルス・菌・化学物質・カビ・臭いを徹底分解、除去し続けるものです。一般のアルコール除菌スプレーは、使った時だけで蒸発・分解するので持続せずに新たなウイルスが付着します。それと対照的に光触媒コーティングをすると、拭き取らない限り光が当たれば効果は半永久的に持続します。

　従来は、紫外線が当たらないとウイルスや菌を分解してくれませんでしたが、弱い室内灯でも高性能の反応をしてくれる可視光応答型酸化チタンナノ素材の開発に成功し、従来のものより約4倍の分解性能を発揮します。

このように、事業再開枠だけでもたくさんの商品を申請することができます。新型コロナウイルスの流行が収まっても、インフルエンザウイルス等のウイルスにも対応しているので、今後のためにもなると思います。

　今回が最後の申請となりますので、まだ申請がお済みではない個人事業主の方はぜひ申請を検討されてみてはいかがですか？

今回の投稿に間すること、補助金や申請に関することなど少しでも疑問やご興味を持たれた方は下記よりお気軽にご連絡ください。

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