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(司法試験)予備試験合格について

先日、予備試験の論文式試験の日程が終了しました。

受験した方は、本当にお疲れ様でした、と言いたいです。

私も、一応、過去に予備試験に合格したのですが、あの緊張感は半端なかったです。

ただ、思うのは、試験に合格するまでは、『予備試験合格が、この世で絶対的なもの』と思っていたのですが、自分が合格してみると、通過点に過ぎないものだな、との印象が残った、ということです。

考えてみれば、そうです。

私と同じ年に受かった、予備試験合格者だけでも、450人いるのです。

そして、私よりも成績の良い人も大勢います。

私は、予備試験合格、というスペックだけを見ると、その中の一人に過ぎないのです。だから、それほど大したことないのだ、とも言えます。

ただ、そういうことは、自分が合格するレベルまで勉強したからこそ、言えることなのだ、と思います。


予備試験合格者の凄さは、口述試験会場で、同じ場所に二百人以上集められた時に、体感として、めっちゃ感じました。

皆、静かに座って勉強しているだけなのですが、そのオーラというか、物凄かったと記憶しています。隣に座っていた(私よりは)若い男の子が、私の顔をジロリと見たのが印象的でした。彼も緊張していたのだと思います。

何が言いたいか、というと、受験生の皆さんは、個々人は『自分は一人だ』と感じてしまうのですが、他の人も合格する試験に挑んでおり合格するのは自分一人じゃない、という客観的事実から、『自分は一人じゃない』と言えるのです。

まぁ、それは受かった後だからこそ、思えることなのだ、と言われると元も子もないのですが。

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