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新型プリウスからテスラに乗り換え10日でロードサイドアシスタンスにお世話になった話

正月早々、実家の方の初詣のために車で行ったら、お寺の駐車場でテスラぶつけてしまい、タイヤをパンクさせてしまい、テスラのロードサイドアシスタンスサービスに早速お世話になってしまいました。

テスラの納車時の話はこちら

駐車場の出入口で渋滞になってるところを左折で出ようとして、内輪差の感覚ミスってしまい左後ろのフェンダーとタイヤをぶつけてしまいました。そのはずみで、タイヤがパンクしてしまいました。

事故の状況と初レッカー体験

当時の状況はこんな感じ。特に車線のない田舎道にある駐車場の出入口での左折ミスというまあありがちなやつをやっちゃいました。

オレンジ色に書かれてるのがぶつけてしまった駐車場のフェンスで、以下の写真になります。なお物損事故の方は、お寺の管理事務所と連絡を取りました。年で一番、忙しい時期なのに対応ありがとうございました。

以下に写真を掲載しますが、謎にタイヤが裂けてますよね。一瞬駐車場に止めてる時にやられたのかと思いましたが空気圧の警告が出たのはぶつけた直後でした。

とりあえず近隣の安全なところに車を退避させていただいて、テスラのロードサイドアシスタンスサポートに電話連絡し、レッカーが来るまで2時間半ぐらい待ちました。

レッカーについては、テスラロードサービスという別サービスがあって、おそらく保険会社共有の外注先に委託されていて、そこからの連絡を待つのですが、僕の携帯がauのpovo契約なんですが、povoって電話の機能が薄くて、キャッチホンが使えないので、保険屋さんとかに連絡してたりしてたら話し中になってしまうらしく、何度かお見合いしてしまい連絡取るのに苦労しました。先方はいろんな保険会社が共有してるアウトソース先のようなので、発信者番号に対して連絡することができずに、一方的に受けることしかできません。

お互い同じタイミングで電話して話し中通知だけスマホに飛んできたり、もどかしい時間が結構あり、電話をもう一台持っておくべきかなとも思ったりしました。格安SIMの弊害がこんなところで出るとわ。

そんなこんなでいろいろありながら、2.5時間ほどでレッカーに助けていただき、まかさこんな早くドナドナさせてしまうことになるとは。待ってる間、テスラに内蔵されてるネットフリックスを見てました。充電する製品ですから待つソリューションは充実しています 笑

来てくれたレッカー車はキレイな車でカラフルでかっこよく、来てくれたお兄さんもかっこよかったです。来たときから笑顔で安心感をもたらせてくれる佐藤隆太タイプの体育会系イケメンでした。スキー場とか海のレスキューの人と同じで、女の子だったら絶対好きになっちゃうこと間違いなしです。レッカーの会社の方針がかっこよさそうだなって思いました。

車には高齢の両親が同乗していたので、Goでタクシーを呼んで先に帰ってもらいました。田舎のエリアだとS.Rideはエリア外で役立たず、Go一択ですし、最近のGoアプリは粘り強く探索してくれるようになって助かりました。
昔の携帯で言うNTTドコモです。今年は上場を視野にということですが、本当に助かりました。Goにもお礼を言いたいです。

ぶつけた要因

ぶつけた要因は、なにより内輪差を見誤ったってことに尽きるし、駐車場渋滞で目の前に車がいる狭いところを突っ込んでいった運転ミスです。

…なんですが…僕も判断ミスした要因として、ちょっと前まで乗っていた新型プリウスと、テスラの違いが明確にあったので、そのことを書き記しておきたいと思いました。

僕もちゃんと理解できてなかったのですが、雑に言うとテスラの安全装備であるテスラビジョンは、アメリカのように理路整然とした道を走るために作られたもので、前に進む、バックするところでは衝突検知を出してくれるけど、サイドが近いとかは警告してくれません。例えば駐車場の発券機に寄せすぎてぶつけてしまうと言った状況に対する警告は「存在しない」ということなんですね。改めて考えてみると動いているもの同士の認知にフォーカスしてるって感じですね。

それ故に「前に車がいる」「左にフェンスが近くにある」狭い道でも一切なんのアラートもでませんでした。左折して前方向に進むとしてはOKとして認識されていたからでしょうね。

新型プリウスというか、トヨタの安全機能は日本の道路状況を前提に、そういった状況をカバーしてくれるので、例えば、今回のような内輪差でぶつけてしまうケースでは、自動ブレーキをかけて、しかもかなり大きな警告音で止めてくれます。この事象そのものが多分起きないと思います。

というか新型プリウスは、デザイン重視で視界が悪いのを安全装備で守ってくれるコンセプトで作られていたりするようで、それに1年ぐらい慣らされていたため、ついいけるんじゃないかと甘えてしまいました。これが過信した要因にあったことは否めません。

改めてテスラのホームページを見て、テスラビジョンの説明を見ると、自動運転の文脈において特定範囲の認識はしているものの、がっつり真横についてはカメラ的にも死角がありますし、そもそもこれが見えていたからといって、アラートが出るとか、自動ブレーキがかかるとか、そういう代物ではないということですね。

そもそもテスラってシフトをバックに入れてもバック音もならないし、衝突検知のアラートも近いだけなら何度も鳴り続けるってことはない。日本車はバック音なると思いますし、昨今のトヨタ車乗ってる人であれば、衝突検知アラートはうるさいほど鳴ります。その辺は手厚くカバーされていますが、テスラはそういうのないんですね。タッチパネルによるシフトで操作に身体性がないのに音が鳴らないってのはちょっとずさんかな…

テスラに乗って、その差異をふんわり意識していたものの、今回の事故で完全に認識をupdateされました。やるべくしてやった事故です。

新型プリウスと同じような安全制御を期待するなってことですね。どれだけぬくぬく守られていたかということに改めて気がつけられました。新型プリウスの経験をアンラーンして、テスラのアメリカンな考え方に慣れるようにします。ほんと気をつけます。

そう考えると、日本における完全自動運転など200%まだ未来の話だなって思いますね。アメリカ人って運転下手って聞くと思いますが、テスラが意識してるのはその程度です。基本的にずさんな運転をしてもどうにかなる広大な道です。道路の構造もなんとかRdやらBlvdやらの何番に行くとか理路整然とした碁盤の目みたいになってるわけで道の作りもシンプルです。

アメリカで作っている自動運転の考え方では、今回のような日本の混沌とした道路状況に対応できないというか、現時点では対応する機能が存在しないんだということがよくわかりました。その前提を無視して日本では自動運転もへったくれもないという感じです。

まぁそれはなんとなく予想してはいましたが、なんとなくテスラってすごいのかな?って盲目的に考えていたのは事実。それだけに日本の私有地や公道が入り混じってアクロバティックになってる田舎道に対応した自動運転は日本のメーカーが作らないといけないと思いますし、今のノリで、過疎地向きのライドシェアの実現に完全自動運転が寄与するなんて、そもそもまだ実用化する素地がないですねって感じですかね。

こういうのは実際に買ってみないとわからないもんだなと改めて感じることができました。

最後に

事故そのものは、この時に判断力を下げる要因であったインフルエンザが発症していたであろうことで、高齢の両親の家での滞在時間を強制的に短くさせて感染を防ぐための神のお導きだと解釈し、ポジティブに捉えることにしました。

あとテスラのロードサイドアシスタンスを早々に使わせてもらうなど、テスラ社が用意しているテスラっぽいソリューションを体験しています。レッカーではテスラ板橋の方に運んでいただき、タイヤ交換だけして昨日回収してきました。

タイヤの交換のやりとりはテスラアプリ上のチャットで行い、見積もりのやりとり、承諾、支払いすべてテスラアプリ上で完結するという、ほんとテスラっぽい体験。しかもタイヤは同じハンコックなのに刻印の有無があるという大雑把な感じもなかなか。そんなことを気にしていたら前に進めません。

そして、車体の修理はテスラ社ではできないので、パートナーである修理工場に自分で連絡するというまさに思想の違いをまざまざと体験しています。

こういう諸々の体験がテスラっぽいんですね。

でもまぁ日本車のようなきめ細やかな感じでは現時点ではなくて、アメ車だなって感じがします。

僕は大雑把なアメ車嫌いじゃないので楽しめますが、そんな感じだと思っていただくのが良いと思います。でも、iPhoneも大きな問題を解決してから、その後、段々きめ細やかな改善を続け、今の盤石な状況があると思いますし、それをソフトウエアを活用して進化していくのも21世紀のアメリカ企業の強みだと思いますので、今後に期待しますね。

プリウスはそれにさえ注力しておけば絶対的な安心をもたらす安全装備があってプリウスミサイルという悪名を払拭できる良いプロダクトなだけに、テスラはそれがないということで僕も気をつけます。自分のアンラーニングのためにもこの文章を書かせていただきました。

みなさんも安全運転に気をつけましょう!


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