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チームビルディング(心理的安全性の構築)の必要性を脳の働きから理解してみる

あんまり上手くまとめられてないので、あとで修正するかも。

# オキシトシン分泌 → 接近 → 味方 → 共感(ミラーニューロン活性化)

- 脳は無意識的に出会う人が敵か味方を判断している。
- 味方と判断した相手には共感しやすく、敵と判断した相手には共感しにくい。
- 味方に囲まれた環境であると、人は思考に十分なリソースを割くことができるようになる。

## ミラーニューロン

ミラーニューロンはWikipediaによれば、「他者の意図の理解」、「共感」、「言語」、「自閉症」、「心の理論」、「性差」の機能があると考えられている。
今回重要なのはそれらのうちの「他者の意図の理解」、「共感」である。
ミラーニューロンが活性化することで人は「他者の意図の理解」、「共感」することができる。
(ちなみに、相手のボディランゲージを得られるとミラーニューロンは活性化しやすいので、チームビルディングをするならボディランゲージを十分に汲み取れる環境が良い。)
ここで注意したいのは、ミラーニューロンが必ずしも良い方向に働くとは限らないということである。誰かがネガティブな感情を強く出している時、周囲の人たちはそれに強く影響されることになる。
つまり、ネガティブな方向性でミラーニューロンが活性化されることは避けた方が良いということになる。

### 例示

例えば自分の上司をイメージして欲しい。
上司がニコニコと笑顔で話をしてくれていれば自分も笑顔で返そうとするし、相手が負の感情を滲ませていればこちらは緊張して縮こまることになるだろう。

## オキシトシンの存在

オキシトシンと検索すると、「愛情ホルモン」、「安らぎ」、「ストレスに強くなる」といった結果が表示される。
ポジティブな表現がなされるホルモンである。
オキシトシンが分泌されることで人は「接近」を促されることになるが、オキシトシンが分泌されない場合、「接近」が促されず動物的本能により「回避」の行動を取る事になる。

### オキシトシンの分泌

誰かを敵と認識した場合、ミラーニューロンが活性化されず共感が得られにくくなる。
すると、オキシトシンの分泌も減り、回避の行動が選択されてしまい、協力し合うことが難しくなる。
協力しあえる関係性を築くためには接近の行動が選択されて、共感が得られるようにすること重要であるが、共感を得る(ミラーニューロンを活性化させる)ためには、まずは相手が味方であると判断しなければならないということになる。
味方であると認識する状況を作ることで、ミラーニューロンを活性化し、オキシトシンの分泌を増やし、接近行動を取るよう促すことが最初に必要となる。

## チームビルディングの必要性

味方とは協力して何かを成し遂げようとすることはできるが、敵とは協力して何かを成し遂げようとすることは難しいだろう。
また、他者との良質的な関係性があることで脳はうまく働くことができる。というか、脳がうまく働くためのリソースを確保できるということになる。(※ 本の前半部分にも書かれている )
(敵をどう対処すべきかに、限られた脳のリソースが割かれてしまうため。)
敵を減らし、味方を増やすという観点においてチームビルディングは必要である。



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