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安心感が成長機会を増やす

私は現在、未経験採用を積極的に行っているIT系の会社に勤めています。
当然、技術者が多くを占めていて、専門的な技術を身につけられる教育制度にも力を入れています。
それとはまた別に、仕事をする上で土台となる、いわゆる「ソフトスキル」も日々向上させていったほうが良いという認識が浸透していて、そこにつながるような取り組みがたくさんあります。



たぶん私自身は、今の会社に入らなければ、そこを意識することなく年を重ねていたと思います。
自分でしっかり考えた上でキャリアを選択していれば、必要なソフトスキルは自然と身につくものかもしれません。
でも、私は最初に考えるべきタイミングに「楽な方」に逃げてしまいました。そこからずるずると時間を過ごし、「仕事」と「作業」の区別がつかないまま、20代の半分を過ごしました。
漠然とした不安は、「自分はこれ」と自信をもって積み上げてきたスキルがなかったことが原因だったのだと今は思います。
不安の正体もわからないまま転職しましたが、仕事人に必要な考え方を親切に教えてくれる今の会社に出会えたことは幸いでした。

「ココが得意だ」と自覚できるようになるのは、偶然にしろ意識的にしろ、それに対する経験値がたくさん積まれることです。

コミュニケーションが得意な人は、人と関わる機会が多かった。
リーダーシップがとれる人は、リーダーになることが多かった。

子ども時代にわけもわからず重ねていた経験が、今に活きることも少なくありません。
逆もしかりで、たまたま経験する機会がないまま大人になると、なかなかどうやってそこの経験を積めばいいのかわからないこともあります。


今働いている会社は、『失敗しても死なない社内』で練習するさまざまな機会があり、若いころにできなかった経験を取り返すことができるようになっています。
例えば社内でのディスカッション。
これがコミュニケーションやリーダーシップ、協調性を磨く場としてしっかり機能するには、前提として「間違えても大丈夫」な関係性ができていることだと思います。
・異なる意見を否定しない
・相手が話しやすい聞き方をする
といった前提を示したうえでディスカッションをすると、どんな性格の人でも意見を出せる機会を作ることができます。

社内が安心して意見を言える場所として機能するからこそ、成長するために必要な経験をより多く積むことができる。
この文化を後につなげられるように、自分自身も安全な場づくりを一番に考えていきたいと思います。

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