125ccのバイクで日本一周【70日目】 鳥取県鳥取市〜島根県松江市
雨というか土砂降りの朝でございます。こればかりは仕方ないバイク旅、頑張って支度するぜ。
ちなみにインカムは治りませんでした。あれやこれやいじってみたがウンともスンとも言いません。奇跡を期待して朝を迎えたが駄目でした。さて、どうしたもんかね。
兎にも角にも、雨対策をして出発です。日本海側をひたすら西へ進む。道中、やたら名探偵なコナン君を見かけると思ったら、作者が鳥取出身なのね。そうなんだ。
いやいや、ガスって空が真っ白だな。スゲーな。そして、ガスがどんどん降りて来てるな。スゲーな。
雨の中を走り続けること3時間。やはりインカムが無いと辛い。今日の道は単純だから良かったが、悪天候だとやはり音声ナビがあると安心出来るのです。あらためて実感体感。これは改めて購入するしかないか。
というわけでなんとか到着しました天台宗別格本山「大山寺」。びっくりするほど雨が降っておりますが気にせず行きます。登ります。
受付で参拝志納金を払おうとすると、この雨でも入るの？とオッチャンに心配される。なんだかデジャビュ。もちろん入ります。
もうね、階段から流れ落ちてくる雨水の勢いが半端ない。なんだか西の雨は元気な気がするが、たまたまかね。土砂降りの中本堂に到着すると、自分以外にも雨宿りをしている老夫婦がいらっしゃった。俺も軒下でしばし一緒に雨宿りさせてもらう。不思議な時間だ。
しばらくすると徐々に雨脚が弱まってきたので、本堂にお詣りした後、奥殿へ向かうため日本一長い自然石の山道を進む。非常に趣がある素敵な景観なんだが雨の日はちと危ない。だがそんな事をものともせず日常の業務に勤しむ郵便屋さんに感服だ。
結構あるぞ700メートル。なんとか進むと視界が開け山門が現れる。これがうっかり後ろ向きに移築しちゃったてヤツですか。そうですか。
そして奥宮に到着。さすが重文、見事ですな。デカくそして横長い。権現造の社殿としては日本一の大きさだそうだ。ナイスなバランスが格好良くて個人的にかなりグッと来た。
折角来たのでもう少しゆっくり見ていたかったが、ここでまた雨がキツくなってきたので失礼する。帰りの階段も凄い雨水だ。
さて、コンビニで腹ごしらえを済ませた後は再び西へ。鳥取県に別れを告げ島根入りをします。サヨウナラトットリ。
まったく関係ないが、バイクのウインカーってうっかり着けっぱなしにしちゃうよね。きっと後の車のヤツに馬鹿にされてんだろうな。
で、走ることおよそ2時間。「神魂（かもす）神社」に到着。いやいや、こちらもやっと来ることが出来ました。なんと言っても日本の創世神である、伊弉冊大神（いざなみのおおかみ）を主祭神としてらっしゃるわけで、一度はご挨拶しなくては思っていたのです。雨も上がって助かります。
自然石の石段を登るとご登場する国宝本殿。現存する日本最古の大社造だそうだ。なるほどこれまたお見事な造りですよ、良いねえ。高さは13mとのことだが、もっと大きく見えるな。しかし面白い、面白いぞ。右から左から舐めるように拝ませてもらいます。
いやいや見応え有りでした。やっと拝めましたアリガトウゴザイマス。この日は土砂降りだしキツかったが、そんな事も忘れてました。何だか元気が出た気がします。
最後は恒例の駅見学をさせてもらい終了。明日は晴れてくれ。
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