湯を沸かすほどの熱い愛 感想&レビュー 「死にゆく母の愛の連鎖」
どうも、まっすーです。1日1映画紹介も7作品目です。
本日紹介するのは「湯を沸かすほどの熱い愛」 2016年10月29日に上映され、所要時間は125分です。日本アカデミー賞で脚本賞・助演女優賞受賞作品です。
評価 ストーリー ★★★★ 演技 ★★★★★ 泣ける ★★★★
一言でいうと「死にゆく母の愛の連鎖」が感じられる映画。みたら泣けます。家族もの・病気ものに弱く、涙活したい方にお勧め。
〇予告編
〇あらすじ
死にゆく母の熱い想いと、想像もつかない驚きのラストに、涙と生きる力がほとばしる家族の愛の物語。
銭湯「幸 さちの湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出ていき、銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘を育てていた。そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。
家でした夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる。 気が優しすぎる娘を独り立ちさせる。 娘をある人に会わせる。
その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。そして家族は、究極の愛をこめて母を葬(おく)ることを決意する。(filmarksより引用)
〇感想&レビュー
夫に逃げられ、気の弱い娘と2人暮らしをしていた宮沢りえさん演じる主人公の双葉が余命宣告をされながらも、明るく「死ぬまでに絶対にやること」を決め、実行していく姿が眩しく儚く胸にきた。双葉の強い部分だけでなく、弱い部分もきちんと描かれていたのが良かった。
人間の愛に血のつながりなど関係なく、様々な愛の形があって、双葉を中心に広がる愛がそれぞれの登場人物に勇気と強さと愛を与えてくれる。
宮沢りえさんはもちろんのこと、杉咲花ちゃんの演技は本当に素晴らしい。安澄に感情移入して映画の世界にどんどん引き込まれた。オダギリジョーさん演じるダメおやじもいい味を出している。鮎子役の伊東蒼ちゃんにも泣かされた。
ラストは賛否両論ありそうやけど、タイトルの意味にもつながるし個人的には好きです。
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