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ハンギングバスケットでドラゴンフルーツは育てられる?その②

前回の記事ではハンギングバスケットでドラゴンフルーツの栽培の準備について紹介しました。今回は実際の栽培の様子を紹介したいと思います!


仕立て方

仕立ての完成図

まずはゴールイメージから。以下が仕立ての完成予定図になります。4段目に果実をつけるイメージです!

仕立ての完成図。こんなに上手くいくのでしょうか?

一段目(購入した苗の状態)と2段目で主幹を作ります。3段目を支柱に掛かる長さまで水平に伸ばし、最後に4段目を長く伸ばしてその先に果実を実らせる計画です。4段目は1段ではなく、成長に合わせて2段構成でも良いかもしれません!
主幹以降の3、4段目は3セットにしようと思っています。鉢のサイズがそれほど大きくないので、果実をつけるのは3つくらいがいいかなというのが理由です。

支柱

ドラゴンフルーツを育てる上で重要なのが、支柱になります。主幹の高さによらず、最終的には傘の骨組みのような形になります。つまり、傘の柄の部分が主幹で、傘の骨が果実を付ける主枝になります。不安定な形状に加え、大きな実がなるので、丈夫で安定した支柱が必要になります。
インタネットで検索すると、良く使われているのがアサガオなどに使用するリング支柱のようです。しかしリング支柱は支柱が細く、また折りたためるようにするために各部品が固定されていなので、グラグラしてけっこう不安定です。
そこで、今回は100円ショップの鉢スタンドを使うことにしました。金属性なので安定感抜群です!参考として似たような商品を以下に紹介します。ちなみに使用するときは上下逆さに使用しています。

ハンギングバスケット

ハンギングバスケットは以下のものを用意しました。

バスケットに関しては上記の鉢スタンドと大きさが合えば好みのもので良いと思います。お気に入りのポイントを挙げるとすれば、内枠と外枠が別になるので、ハンギングしない時は内枠だけでも育てられますし、外枠は底面の排水口にキャップが付いているので、室内用に鉢ケースにもすることができます。ドラゴンフルーツは冬は室内に入れる必要があるので、この点は重要ですね!

栽培記録

8/20 植えつけ

土は水はけのよい弱酸性の土がおすすめとのことで、サボテン用の土を用意すれば無難だと思います。過去の経験としては、わざわざサボテン用の土を買うのが面倒であれば、通常の野菜や花用の培養土でも問題なく育つ印象です。

今育てている株とは別の株の写真ですが、イメージはこんな感じです。

この段階では鉢は小さくて良いので、ハンギング用の鉢ではなく、普通のプラ鉢に植えています。苗を購入した時点では根はほとんど生えていないので、しばらくは何も変化がなく不安になるかもしれませんが、根がある程度生えてくると、新芽が出てきます。一つだけ残し一本仕立てにします。

2/4 主幹の作成

夏の終わりから育て始めたので、冬を跨いでしまいましたが、下の写真のように新芽(2段目)が大きく成長しました!支柱の高さに合わせて先端をカットします。今回使用した支柱の高さは17cmです。通常はこの主幹が1mくらいまで伸ばすので、だいぶ低いことになります。これで主幹の完成です!

2段目の先端をカットした後の状態です。この高さで仕立てていきます。

ドラゴンフルーツは気根を伸ばして支柱にくっつくので、気根が絡みやすいように支柱にはヤシガラマットを巻き付けてみましたが結論から言うと、不要でしたね。2段目を長く伸ばすときには必要かもしれません。
先端をカットすると刺座(トゲが生えている部分)から新芽(3段目)が生えてきます。基本はカットした付近から生えてきますが、他にもいろいろなところから生えてくるで、余計なところから生えた芽は除去します。

5/6 3段目の作成

最終的には3段目は3本生やす計画ですが、この時点では1本しか生えてきませんでした。2段目同様に垂直方向にまっすぐ伸びるので、これを水平方向に誘引します。
誘引する前に、まずはこの段階で最後まで育てる鉢であるハンギングバスケットに植え替えました。そして、3、4段目を支えるための支柱として鉢スタンドを設置しました。3段目の先端と鉢スタンドをロープで結び、1週間ほどかけて30度→60度→90度のような感じで少しずつ水平方向に倒していきます。

3段目を誘引している様子。ほぼ90度に曲がってくれました!

誘引の最中に3段目の付け根からポキっと折れてしまいそうで不安になるかもしれません。しかし、茎の中心には硬い芯のようなものがあるので、思った以上に丈夫です。そのため、慎重に、でも勇気をもって水平に倒します!
最後に3段目が少し支柱のリングから外にはみ出すくらいの位置でカットします。

先端をカットした際の断面の様子。中心に芯があります。

5/30 第2&3の3段目の成長

3段目の先端をカットしたところ、2段目から新芽が出てきました。その中で先端から生えてきた2本を残し、他は全て芽欠きしました。この2本を最初に伸ばした3段目と同様に仕立てます。

2段目の先端から2本の新芽が出ています!

8/15 3段目の完成

新しく生えてきた2本の新芽が成長したので、最初の1本と同様に支柱のリングと糸で結び誘引し、先端をカットしました。この際3本が均等な配置になるように、水平方向の調整調整もしました。
以下が誘引後の写真です。思った以上に当初の計画通りの仕立てになったと思います!

鉢を上から見た様子です。均等に配置された3段目が美しい!

10/1現在 4段目が成長中

3段目完成後、2段目の時と同様にいろいろなところから新芽が出てきますので、3段目の先端以外から生えてくる新芽以外は全て除去します。その結果、最初に仕立てた3段目の先端から新芽が出てきたので、これを4段目にすべく成長させます!4段目は今までと異なり長く伸ばす必要があるので、カットせずどんどん成長させます。

4段目を伸ばし中。支えがないので気根が伸びてきてますね!

現在の様子がこちら↑ 順調に成長してくれています!しかし、夏が終わり気温も下がってきたので、今年はこのくらいで成長が止まるかと思います。さらに気温が下がってきたら室内に取り込む予定です。
ちょっと気が早いですが、来年の春にはこの4段目の先端に花芽が付くはず!楽しみですね!

今回はここまでにしたいと思います。次回は花芽が付いたところを報告できればと思っています!
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