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最近読んでる漫画アプリの無料漫画21作の紹介


最近、いろんな漫画アプリで「1日1話無料!」的な漫画を沢山読んでいます。

皆さんに紹介したいので紹介しますね。




1. 『大東京ビンボー生活マニュアル』(コミックDAYS)



80年代後半、東京の下町で気ままに暮らすフリーター男の日常を、哀愁たっぷりに描いた漫画。

界隈では『牛丼ガイジ』の愛称で有名な漫画ですね。
ネットでは「隣人に物をタカりまくっててムカつく」「ダメ男なのに何故か周囲に愛されてるのがムカつく」「彼女いるアピールがムカつく」
なんて評価を聞くことが多い本作。

そういう意見も分からいでもないんですが、僕は素直に東京下町の哀愁って雰囲気が好きなんですよね。

連載時期は80年代後半なのですが、この頃ってフリーター(当時で言うところのプー太郎?)が東京に許容され始めた時代だと思うんですよね。バブル崩壊前で皆元気で、国も街もプー太郎の存在を認められていた大らかな時代……勝手に憧れてます。僕も本当はプラプラ暮らしたいんですよね。臆病なので普通に働いてますが……。


2. 『めしにしましょう』(コミックDAYS)



カオス系自炊漫画。
漫画家アシスタントが自炊料理をふるまうという漫画ですが、「フジツボとカエルとザリガニのブイヤベース風」とか「生きたスッポンを解体する」とか「ウニを1パック使ってあんかけ丼にする」とか常軌を逸していて面白いです。

小林銅蟲先生といえば『ねぎ姉さん』『寿司 虚空編』とカオスな作品で有名ですが、本作も意外と負けず劣らずカオスだと思います。



3.『二階堂地獄ゴルフ』(コミックDAYS)



福本伸行先生の現行連載作のひとつ。
プロゴルフ試験に10年以上落ち続けた男・二階堂が、何とかプロになろうともがくも結果は出ず、どんどんと歳だけ取っていくという地獄のような漫画。

ゴルフの描写は少なく、ひたすら二階堂が落ち込んだり、馬鹿にされたり、自分を奮い立たせるももまた試験に落ちる描写が延々と続きます。

ここまで来ると、もはやプロデビューできても別に救われねえだろという気もしますが、二階堂にはプロテスト以外の選択肢はありません。今最も続きが気になる漫画。


4.『1日外出録ハンチョウ』(コミックDAYS)


『カイジ』のスピンオフコメディのひとつ。
地下編でカイジに立ちはだかった大槻班長が、その才気を活かして休日を満喫する漫画。

これは1話からずっとリアルタイムで読んでます。面白い。
成人男性の休日あるあるみたいな内容で、繊細な沼川・鈍感な石和の部下二人も居そうな性格で好きです。




5.『スナックバス江』(ゼブラック)

場末のスナックでチーママと男性客がひたすらどうでもいい会話をする漫画。

いわゆるあるある語り系ギャグ漫画なのですが、特にルビで遊ぶネタが面白いですね。「もう一人の自分と戦ってる!?」のルビが「ファイトクラブ!?」になっているなど。



6.『あそびあそばせ』(ゼブラック)

女子中学生達による日常系ギャグ漫画。

絵がやたら綺麗で、意味なし系日常漫画と思いきや、ギャグ要素強めで面白いです。説明なく尻からビームが出て建物が壊れたりします。

メインの一人にオリヴィアという金髪白人キャラが居て、本当は日本語ペラペラで英語は喋れないけどそれを隠している……という何処かで聞いたような設定がナイス。



7.『彼岸島 48日後……』(マガポケ)


ご存知吸血鬼サバイバルホラーアクション漫画。
第3部にあたる『48日後』は、吸血鬼に陥落した日本本土が舞台。

彼岸島と言えば「やたらと丸太が登場する」「間の抜けた効果音」「ご都合主義」なんて事がネタにされがちですが、これらはかなり古い情報ですね。

『48日後』には丸太は登場せず、代わりに異常に気持ち悪い造形のモンスターや、人糞やレイプシーンの多用といったグロテスクな描写が益々増えています。そこが一番の見所ですね。

一方で、主人公が人智を超えた強さを身につけており、どんな化け物も物理法則も一般常識も乗り越えて倒してくれるので安心です。


8.『アガルタゲーム』(マガポケ)


いわゆる異能力バトルロイヤルもの。
主人公の能力は「垂直方向のみの瞬間移動」とイマイチなんですが、有名なプロゲーマーでゲームのセンスが卓越している……という設定。

能力バトル者の中では地味な感じですが、ストーリーも絵もキャラクターも割と良い感じなので読んでます。読みやすいという点で良い漫画。




9.『はっちぽっちぱんち』(マガポケ)


素人のJKが女子格闘技をやる、という漫画なのですが、何より主人公の性癖(?)がやばい。
一見すると大人しそうで物腰も柔らかいのですが、実は「人を殴りたくて仕方ない」という強い暴力衝動を抱えており、その一心で格闘技にのめり込んでいきます。

対戦相手は技術的には格上の相手ばかりなのですが、ただ「殴りたい」「殴るのが気持ち良い」という快感に没頭し笑顔で向かってくる主人公にドン引きする……という展開が面白いです。今後どうなるんだろう。


10.『翔太の寿司』(ピッコマ)



説明不要ですね。新米寿司職人の翔太くんが、努力とアイデアで奇抜な寿司を握りコンテストに挑む漫画。

色々見所はあるのですが、僕はやはり悪役の行き過ぎたゲスさが好きですね。
食材の買い占めなどは当たり前で、船を転覆させる、車のドアに手を挟ませ負傷させる、階段から突き落とす、海苔の養殖場にガソリンを撒いて焼き払うなど、清々しいほどの犯罪行為が横行します。
もはや寿司がどうとか言ってる場合じゃない気もしますが、これをアイデア寿司で打ち負かす翔太に痺れます。寿司で全てを黙らせろ!




11.『インベスターZ』(ピッコマ)



『ドラゴン桜』で有名な三田紀房先生による高校生投資漫画。
株の知識はともかく、主人公の少年が物凄く憎たらしい性格で面白いです。日本一といわれる名門中学で成績トップの秀才なのですが、それを完全に鼻にかけていて、「投資も僕なら何とかなるでしょ」と甘く見ているし、周囲にもそういう態度を取っているのが最高。しかも本当に株取引が上手くいくという。

途中、明らかに大人の都合で実在のゲストキャラ(ホリエモンや前澤社長など)が登場し、ビジネス界のエースとして褒め称えられる展開も堪りません。これぞビジネス!



12.『僕が死ぬだけの百物語』(サンデーうぇぶり)


1話完結のホラー漫画。
絵が不気味で、救いのない話や気味の悪いグロテスクな話が多くて面白いです。絵柄は伊藤潤二先生みたいだなと思うのですが、中身は御茶漬海苔先生に近いかな。
あと、たまに挿入される作者のギャグエッセイ漫画が面白い。引き出しの多い漫画家さんです。




13.『ほったらかし飯』(ジャンプ+)


炊飯器ひとつで料理をするズボラ飯漫画。
絵柄が『明日ちゃんのセーラー服』に酷似しているけど無関係という奇跡のような作品。

描いているものにも違和感が多く、包丁をペンの持ち方で持っていたり、炊飯器の容量がコマによって変わっていたりと作画が安定しません。

話の流れにも不自然な点が多く、終電で帰ってから長々と料理したり、炊飯器すら持ってないのにスパイス各種は持っていたり、スーパーでアイスをカゴに入れてから長々と買い物したり、引越し作業中のお隣さんを呼び止めて食事に誘い料理を手伝わせたり、とにかく毎回目が離せません。

それでこの漫画のすごい所は、敢えてバズ狙いで変な漫画を描いているわけでは無さそうな所なんですよね。レシピのアドバイザー(料理研究家)なんかも付いてるし……。

ネットでは今『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』が話題ですが、明日ちゃんのほったらかし飯もみんな注目してほしいなあ。




14.『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』(ジャンプ+)


ラブコメ風ギャグ漫画。今彼女25人くらいなんだけど、全員描き分けてる作画担当さん本当にすごい。




15.『推しの子』(ジャンプ+)



今や大人気のアイドル漫画。有馬かながタイトル回収した件は、今後どうなるのか!? 無かったことになるのか!??



16.『チェンソーマン 第二部』(ジャンプ+)


二部は主人公のクソ女っぷりが楽しい。



17.『シバタリアン』(ジャンプ+)

ゾンビ系ホラー漫画(なのか?)。
自分にしか見えないクラスメイト・シバタが消えてから五年。
突然姿を現したシバタは、あの頃語った映画の構想の通り、増殖し、同級生たちを殺戮し……というお話(ひとまず1話ではそんな話し)。
途中、シバタの正体について一応の答えが描かれていて、割とスッキリしたので良かったです。

これ今回が最終回? という終わり方をもう1年くらいずっとしている。




18.『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』(マンガワン)


若者が陰謀論に嵌っていく様を克明に描いた漫画。
『チ。』の魚豊先生の作品で、大ヒット作『チ。』とは打って変わって現代社会の隅っこの話。
弱者男性の描き方がリアルで、最後まで本当に面白い漫画でした。おすすめ。



19.『一勝千金』(マンガワン)



女子裏格闘技漫画。原作はゲンガンアシュラの人。
格闘知識よりも、躊躇の無さとか狂気といったサイコパス加減がよく描かれています。凄みの世界。絵が読みやすくて好きです。




20.『江口さんはゲーム脳』(マンガワン)

通称『エロゲ脳』。エロゲ大好き女子高生が、歪んだ知識をもとに幼馴染を誘惑しようとするラブコメ風ギャグ漫画。

ゼロ年代のエロゲやニコニコのネタが頻出して嬉しいやら恥ずかしいやら。


21.『鬱ごはん』(チャンピオンクロス、ピッコマ)


施川ユウキ先生のグルメ漫画。
就職浪人(今はもうただのフリーター)の鬱野くんの、何も起きない日々を描いた漫画。

大好きな漫画で、10年以上前からずっと追ってます。

鬱野君は定職につかず人付き合いもなく淡々と生きていますが、彼なりに「川を見るのが面白い」とか「ツイートがちょっとバズった」みたいな小規模な日々を送っています。

初期は「おバカな失敗談」的な分かりやすい笑い話が多かったのですが、最近は鬱野君も歳をとって多少のことでは動じなくなり、ただ無表情で日々を生きています。良いですね。プロレタリア文学。
今後もずっと追っていきます。




・おわり

以上です。
流石に多すぎますね……数えてみて自分でもドン引きしました。

あと、なんか「ツッコミどころを笑う」みたいな漫画多いですね。素直に楽しんでもいるんだけど……気をつけます。













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