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【忙しい人のくすぐり小説】笑わない先輩

どうもくすぐりフェチのフロスです。

久しぶりの「忙しい人の小説」と言う名の「妄想の具体化」が始まりました笑

今回は同じ職場での先輩、後輩のくすぐりです。多くの人が1度は妄想してしまうシチュじゃないですかね?

ぐりやぐら、持っている性癖等、各々の嗜好でシチュって結構変わるんだなと思い、私の中で王道とも言えるこのシチュを私の嗜好で語っていこうと思います。

え?フロスさんはこんなことしたかったんだって?

「ぐらのされたいこと」が私のしたい事ですよ(使命感)


■キャラクター紹介■

同じ職場の先輩と後輩の話。

男よりも仕事が好き。それにより男が近寄りがたい存在で定評のある上司こと"流川彩"29歳女(るかわさやか)

仕事は三人前だが、ピリッとした空気を和らげるムードメーカーで、どこか憎めない存在の後輩こと"神代湊"24歳男(かみしろそう)

おそらく皆さんの働いている職場でも「あーこういう人いるいる」と言うキャラクター設定にして現実に近づけてみました笑

この2人がどんなくすぐりを繰り広げるのでしょうか。本編スタートです!


■笑わない先輩■

湊「はー終わった!疲れたー。あれ?先輩。まだキーボードでカチカチ演奏してたんですか?もうみんな帰りましたよ」

彩「うるさい。あんたが仕事出来ないから手分けして私がやってるの分からない?」

湊「うぅ…すいません……。でも先輩、毎日遅くまで残業してるから、顔がお通夜みたいに暗くなってますよ」

彩「だからうるさいっつうの!2回も同じこと言わせないで!」

湊「うわっ!すいません!お先に失礼します!!」

彩「ったく。最近の若いもんはデリカシーってのものがないのかしら」

彩「私……顔ひどいかしら……」

彩は電源を落としたデスクトップの画面から自分の顔を見て、すぐに目を反らして帰宅した。

2人は平日のみんなが帰った時間に、毎晩同じようなやり取りを繰り広げている。

湊「先輩お疲れっすー。あれ?また最後の1人じゃないっすか。そんなパソコンとにらめっこしてもパソコンは笑いませんよ」

彩「うるさいわね。にらめっこしたくてしてるんじゃないわよ!この書類、あんたの机に置いとくからやっといてね」

湊「話しかけるんじゃなかった……明日中でも大丈夫ですか?今日はもう仕事って感じじゃないっす」

彩「良いわよ。でも確認するのも時間がかかるんだから、そこんとこよろしくね」

湊「どうせ間違えるみたいに言わないでくださいよ!分かりましたよ……。っつか先輩って笑った事あります?」

彩「は?そんなのあるに決まってるじゃない」

湊「じゃあ職場で笑った事あります?先輩の笑った顔、入社してから1度も見たことないんですけど」

彩「ここにいて笑う事なんてないでしょ。あんたの話がつまらないのもあるわね」

湊「そうっすか。いつも思うんですけど、先輩は1人で頑張りすぎっす。周りの人が早く帰ろうが1人で残って一生懸命仕事して……素敵だとは思うんですけど、会社ってのは組織でチームですからね!たまには後輩を頼ってくださいよ!」

彩「それは仕事が出来るようになってから言いなさい。早く帰らないとまた資料置くわよ?」

湊「……こちょこちょ」

彩「ふぅぁあう!?ちょっと!何するのよ」

湊「本当だ。笑えるんすね笑。良いこと知りました!じゃ、お疲れっすー♪」

彩「何なのアイツ……仕事の邪魔ばかりしてよく分かんない」

湊は何か閃いた様子でそそくさと帰っていった。彩も明日の準備を済ませて帰宅し、起きたら出社の同じことの繰り返しだ

会社に残ってる2人はいつも同じだが、この日の湊のテンションは何故か、いつもと違っていた。

湊「先輩。今日は何か手伝う仕事ないっすか?さっさと片付けちゃいましょうよ」

彩「は?あんた今日はいつにも増して気持ち悪いわね」

湊「そうっすかー?いつも通り優しいじゃないですかー。」

彩「気持ち悪っ!あたし1人でやるから、あんたは頭冷やして寝たほうが良いわよ」

湊「休んだ方が良いのは先輩の方っすよ?」突然脇腹をつつく。

彩「いやっ!!くすぐったいじゃない!やめてよ!!」

湊「いつまでもキーボードなんか打ってるから、脇ががら空きでつつきたくなるんじゃないですか。手を休めれば、やられることもないですよ?」

彩「ふざけないで。まだ途中なの。これだけは今日中に……くっっ……!!」

湊「そうですか。それなら頑張って終わらせてください。俺も指先で一緒に応援してますから」

彩「こんなの……っ……関係ないわ……うぅ………」

だてに一緒に残業していた訳じゃない。この時を待っていたんだ。彩先輩は中途半端に仕事を終わらせるのは大嫌い。バカな後輩に優しくされたら反抗してくる。弱い所を見せれずに強がってしまう。全て思った通りだ。俺の思い通りに事が進んでいる。でも本当のスタートはここからっすよ先輩。一緒に楽しみましょうね……

湊「先輩。打ち間違い多くないっすか?いつその資料出来上がるんですかね?」

彩「うっ……うるさい!黙ってみてな…っ……さいよ………」

湊「いつもの先輩ならとっくに終わってると思うんですけどねー。」

彩「ほら、もうっ……すぐ…っ!……終わるわ………」

湊「あぁ。本当ですね。そしたらもうひと頑張り。応援にも力を入れないとですね」脇腹を揉むようにくすぐる。

彩「……っっ!!……あっ……ちょっ……やめて……」

湊「ん?どうしました?」

彩「いい加減に……ふぁっ!……しなさいよっ……ひぃ!!」

湊「打ち終わっちゃいましたね。お疲れ様でした。また遊んでくださいね。」

彩「はぁ…はぁ……何のつもりなの?こんなことして良いと……」

湊の姿は既に見えなかった。湊のせいでひどい目に合った。帰宅してベッドの上で寝ころびながら、会社に言いつけてやると憤っている反面、ほとんど男に遊ばれる事のなかった彩は、湊のすることが可愛く思えて、楽しくも感じていた。

彩「くすぐられましたって言っても笑われるだけか。おっぱいやおしりを触られたわけじゃないしね」

自分の中で答えを見つけた彩はスッキリした表情で眠りについた。いつもより疲れていたのかよく眠れた。そしてまた、いつものメンバー2人の残業が始まる。

湊「せんぱーい。まーたイスに根っこ生やしてるんすか?斧でも持ってきましょうか?」

彩「うるさい。私の後ろに立たないで」

湊「あれ?もしかして、くすぐる事に気づきました?さすが先輩っすね」

彩「分かってるならこっちこないでよ。仕事の邪魔なの」

湊「先輩こそ、やめてほしかったらどうすれば良いか分かってるんじゃないですか?それじゃ、始めますよ」

彩「はぁ。仕事終わらせればいいんでしょ?こんな遊びにいつまでも付き合ってられないから」

良い……俺が後ろに立っただけで、先輩がくすぐられる事を認識し始めた。仕事を後回しにすればいいだけなのに、本当に分かりやすい。先輩の笑った顔、目が閉じてるみたいにクシャってして可愛いんだよな。こないだの出来事も会社にチクった様子もないし。よし。今日はもう少しハードに責めれそうだ。今日も1日遊んでくださいね。

湊「先輩。今日はどのくらいで終わりそうですか?」

彩「あんた……くすぐり下手……になった?このままな…っら10分で終わるわ」

湊「あちゃー。先輩やりますね。じゃあ場所を変えましょう。足の裏はどうですか?」

彩「ひぃぃっ!?汚いから触らないで!!」

湊「汚いからですか?俺は先輩の足綺麗だと思いますけどね?」

彩「くっ!……蹴っ飛ばして……んんっ……も知らないから………」

湊「意地でもくすぐったいって言わないんですね。手止まってますよ?俺の方が手動かしてるんじゃないですかね?」

彩「くぅ…!うるさいっ……ああっ!」

湊「先輩笑った方が絶対可愛いですよ。会社でもっと笑う練習したらどうですか?」足を片手で掴み反対の手で指の間を責める

彩「資料作るのにぃぃぃっ!!笑顔は必要な……っ!……い!!」

湊「もったいないなぁー。みんなにもこの先輩の笑顔見せてあげたいって思えますよ?」

彩「あんたは仕事を…っっ!出来……るように……なりなさい……」

湊「仕事の出来る先輩なら、もう資料作成できましたかね?」

彩「もう……少…っっ!!……し」

湊「お。早いですね。こっちもそれに答えるように応援します」足の裏にブラシをこすり始める。

彩「はっ!?何……っっ!!……これ!?」

湊「あれ?先輩はブラシ使わないんすか?」

彩「使うけど……!!そう使わないっ……あはっ!!」

湊「あっ、資料終わったんですね。今日もお疲れ様でした。」

彩「はぁ……ほんと疲れた……もうやめてよね……」

湊「先輩。それは違いますよ?俺はやめる条件を教えているじゃないですか。″やめない″を選んでるのは先輩の方ですよ。」

彩「……残業するなってことなの?」

湊「そうです。たまにはしっかり休んでください。俺最初からそう言ってますよ」

彩「ありがとうね。もう帰りましょ」

初めて2人で帰った夜道。湊は先輩に休んで欲しかった気持ちもあったが、本当は笑ってる顔がもっと見たかった。先輩の笑顔に魅了されてしまい、理由をつけては無理やり笑わせている。この関係がいつまでも続けば良いな…。いつもより歩幅を小さくし、足並みを揃えて先輩を駅に送りだし帰宅した。

湊「明日仕事したら休みか…」

湊は土日になると先輩に会えなくなることに対して寂しさを感じていた。もっと笑顔が見たい。そんなことばかり考えていた。次の日を迎え、いつもと同じように二人だけが会社に取り残されている。ただ湊は、いつもより仕事を早めに終わらせて先輩の方に向かった。

湊「先輩。今日もキーボードの泣き声が響き渡ってますよ。たまには優しく叩いてあげてくださいよ」

彩「ねぇ。何で私の事くすぐるの?」

湊「えっ?」

彩「だっておかしいでしょ。誰もいなくなったら私のとこに来てくすぐるじゃない。くすぐりが好きなの?」

湊「……」

彩「そうなのね。変だと思った。でもね。私湊にくすぐられるの嫌いじゃないわよ。」

湊「え?何で?」

彩「湊が楽しそうだから。今日は残業しないわ。そしたらくすぐりも出来ないわね?」

湊「……先輩。この後どうっすか?」

彩「どうってどこに行くの?」

湊「一緒に来てほしい所があります…」

彩「……いいわよ。たまには湊が案内して」


■終わりに■

お疲れ様でした。
「そこで終わるんかい!」って所で終わりましたね笑

ここから先は皆さんの優秀な妄想にお任せ致します。
フェチにとって日常でのくすぐりって非フェチと同じようなくすぐりとして見れないのが良いとこでもあり悪いとこでもあるように感じました。

書いていて思ったけど、正直何が言いたいとかメッセージ性は無くって、″ぐりの心情″と、″こんな流れを期待したい″みたいな理想を言葉にしてみました。

正直誰かに刺さるものがあるのか分からないけど、個人的には好きなやつですね笑

くすぐりを控えると妄想が捗るのはコロナに教えてもらいました笑

そろそろ妄想だけではなくてイベントやりたいよね…泣

私自身くすぐりフェチであり、仲間と一緒に界隈を盛り上げて、自分にできる事を考えていたら教科書という形にたどり着きました笑
「こんな内容を記事にしてほしい!」「これってどうなの?」等あればコメント頂けると嬉しいです!出来るだけ記事にしていきたいと思います!
最後まで閲覧いただきありがとうございました!!!

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